11月の初めの週末にちょっとお出かけをしてきました。
目次
キャラバンに参加
場所はカリフォルニア州との州境のアリゾナ州の小さな町のBLM(土地管理公社)のキャンプ場。ロサンゼルスから240マイルの地点です。240マイルということは約4時間のドライブ。
出かけた理由はボブ・ウェルスが今年から主催するキャラバンに参加することです。このキャラバンは車住族の人達が同じ場所に集まって交友を深めるのが目的。二週間同じところに滞在した後一緒に別の場所に移動します。移動する理由はBLMの規則では二週間しか同じところに滞在できないからです。
ボブ・ウェルスがこのキャラバンを考えたのは初めての人達でも気軽に参加して交友を深め何かあった時は助け合ったり、相談したりできる相互システムを作るためです。私は週末を利用して二日間だけ参加してみることにしたのです。参加資格や条件はありません。参加するも自由、去るも自由。参加費も無料。
出発をしたのは朝の4時頃。このような場合は今までの経験上朝早く出かけるのが渋滞に巻き込まれる可能性が低くて一番効率が良いのです。
ところで出かける前に立ち寄ったガスステーションにこんな格好の人がいました。上半身水着、下はパンツをはいた年齢50-60歳ぐらいの女性。映画に出てくるような典型的なカリフォルニアガール。ただし高齢者版です。カリフォルニアらしいファッションですが、実は街中ではこんな格好をした人はほとんど見かけません。珍しいから写真に撮ってしまったわけです。しかも朝の4時頃。
もしかしたらこの人は若い時からこんなファッションで生きて来て自分が歳をとったのを忘れてそのまま過ごしているのかもしれません。
そんなことを思い出しながらドライブしていると向こうの方に夜明け。。。
休憩所
ドライブが長いとさすがに疲れます。ところどころに存在するフリーウェイの休憩所で一息をつきます。早朝だというのに車がたくさん駐車しています。もしかしてここで一夜を過ごした人達もいるのでしょうか?
上の写真が普通乗用車と小さい車の駐車場所。
こちらは大型トラックの駐車地域です。
夜明けの休息所
しばらくドライブした後別の休息所に降ります。
この時間帯は明け方の空が綺麗です。
頻繁に見かけるアメリカの旗。
夜明けの駐車場
アリゾナ州に到着
今回のキャンプ地があるのはアリゾナ州の州境にある Ehrenberg という小さな町です。到着したのは朝の9時頃。休息のための寄り道を何度もしたので遅くなりました。
買い物をするためにスーパーへ立ち寄り。外の駐車場で写真を撮っていると店員さんが不審そうな顔をしています。そこで「旅行に出ると何でも写真に撮りたくなるのよ」というと「あなたは面白い」と笑われました。
店内で目についたシュークリーム。1.99ドル。美味しそうです。しかしぐっとこらえる。これ以上余計なカロリーを取るのは止めましょう。
このお店では富有柿が一個 2.49ドルもします。カリフォルニアはもっと安いです。アリゾナでは柿はまだ一般的ではないのでしょうか?
BLM のキャンプ地
スーパーを出た後目的地のBLMのキャンプ場を目指します。
町の中心部からあっという間に舗装されていない道になりました。
土煙を揚げないようにゆっくりドライブして行きます。
実は携帯のグーグルマップを見ながら進んでいます。便利です。
すると向こうの方に車がたくさん止まっています。目的地はあそこです。
キャラバンの集合地に到着
今回ここでキャンプしている人達は全部で20数人だったようです。車やRVやトレーラーが適当な距離を置いてあちらこちらに駐車しています。
私は車を停めた後ぐるりと一回りして歩いて回りました。挨拶をしながら自己紹介と情報交換をするためです。挨拶を既にしていると次に顔を見た時に話しやすい。
ほとんどの人達は自分の車の横で外を見ながらのんびり時間を過ごしています。また知り合いになった人達と話をしています。この二人はアメリカ東北部から来た人達です。
この人は登録者が4万人いる有名なユーチューバーです。私の給水タンクは彼の動画からアイデアをいただきました。感謝を込めて5つ星。
別の人の車では旅行をしてきた場所のスティッカーを張り付けています。
こちらはソーラーパネルで給電中のキャンパー。
こちらの二人はご夫婦だったかも。。。
昼食
この頃になるとかなりおなかが空いていましたので昼食にしました。
パンとフライドチキンは先ほどのスーパーで買ったものです。
のんびり過ごす午後
ここの土地の地面をみると石の種類が普通と違います。クォーツなのだそうです。
RVの種類もいろいろあります。こちらはミニバン。
クラスAのトレーラー。巨大です。
ポットラックの準備
歩き回って得た情報では今日はポットラックをする予定なのだそうです。何を作ろうかと迷います。持ってきた材料は「から揚げライス」と「サラミチーズパスタ」。どちらも二食分ずつ。一泊しかしない予定なのになぜか4食分以上あります。どちらにしても車中泊料理の研究実験の成果を試すことになります。
今回は簡単なから揚げチキンにすることにしました。
ポットラックは5時から始まるというのに準備を始めたのが4時40分頃。なぜ時間をきちんと確認しなかったのだろうかと後悔。米が水を吸って白くなったあと炊飯器のスイッチをオン。そのまま放置して既に始まっているポットラックの会場の方へ行きます。炊飯器は本当に便利です。
ポットラックパーティ
テーブルを一か所にまとめその上に持ち寄った食べ物を置いています。
このビーフすごいです。厚着りに切っているのでこれでは用意して来た人の分がなくなるのではと心配して薄切りをお願いしたのですが、なんともう一つありました。これは材料費だけで結構高いと思いますよ。
とても美味しかったです。
おしゃべりをしながら過ごす
集まってきた人達は周りを取り囲んでおしゃべりです。
私は二回ほど自分の車に行き炊飯器の状態をチェック。三回目に行った時に出来上がっていました。そこで出来上がったから揚げご飯を皆に配ってゆきました。こうすると皆に食べてもらえ残りが出ません。
そんなことをしていると夕陽が。。。
夕陽が綺麗
ここは砂漠地帯。夕焼けがとても綺麗です。皆で夕陽を眺める。
夕陽とは反対側も独特な砂漠感があり綺麗です。
キャンプファイアー
豪華な夕陽とポットラックパーティも終わり、夜のとばりが降ります。
暗くなると今度は少し場所を移動してキャンプファイヤーの火を囲みます。
暗いのですがこの頃はまだ夜7時頃。大自然の中にいると時間の間隔が違ってきます。
車住族、新規参入者
このようにキャンプファイアーをしていると、真っ暗になった中今頃やって来た60歳代ぐらいの女性がいます。暗闇の中舗装もされていない砂利道を通ってよくやってきたものだとびっくりしました。
彼女はたどり着くなり、「あぁ、やっと来れた」「コロラドから来た」「今、雪が降っていて物凄く寒かった」「ボブ・ウェルスには本当に感謝している」「荷物を捨てるのが大変だったのよ」「でも捨てると解放感があった」と堰を切ったようにしゃべりだします。
おぉ~~!
ここにもボブ・ウェルスに影響されて車住生活を始めた人がいます。一体アメリカ中で何人の人が彼の動画に影響されて車住生活を始めたのだろうと考えてしまいました。
続く:車住族25:車住族のキャラバン D2