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茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

関東ふれあいの道 栃木6 山なみのみち、7 歴史のまちを望むみち

2020年07月22日 | Weblog
関東ふれあいの道、今週も行きます。
そして今回は去年の台風19号で通行止めを余儀なくされている、コース6「山なみのみち」をターゲットにしました。

栃木県のホームページによると、何度見てもやっぱり通行止め。
いったいいつになったら開通するのでしょう⋯ と思っていたところ、偶然その被害状況を知らせてくれた記事を発見!

それによると、荒れているが何とか通れる程度なのだとか。
崩落というよりは激しい倒木といった感じになっていて、それは名草巨石群のあたりで、それ以降は普通の状態であるということです。

作戦を立てました。
巨石群の入口は使わず、入名草のバス停から一般道を経由して藤坂峠へアクセスする事にしました。
これで通行止め区間は回避できるはずです。

当面の迂回路として設定していただけると踏破を目指している人にとってはベストなんですけどねぇ。

どこの関東ふれあいの道担当者さんに聞いても「危険な場所は迂回して下さい」と言っているので、この方法がよろしいと考えます。


前夜発で足利駅近くの「織姫観光駐車場」に午前2時過ぎに到着しました。
織姫神社の目の前です。
しかも無料。
さらに関東ふれあいの道指定駐車場です。

寝ます。
足利駅からバスが出るので、それに乗って入名草まで行くつもりです。
7時過ぎに起きれば大丈夫なのでゆっくりです。

早朝、通りを走るトラックの音に目が覚めめした。
通り沿いなので仕方がないですね。
二度寝しましたが、またもや通勤時間帯に車の音で目が覚めました。
頑張って三度寝します。

睡眠のタイミングが悪かったのか、スッキリしない目覚めでした。

支度を整え、足利駅まで2km歩きます。
足利駅には「電気式機EF60型」という国鉄時代の遺産である機関車が展示されていました。長い長い車列を引く姿は深夜早朝によく目撃されました。
僕が子供だった頃です。
どうやら運転席にも入ることが出来るようですよ。



コミュニティバスである「アッシー」というバスが入名草まで一日数本出ています。

始発が足利駅8時10分なのでそれに乗ります。
運転手さんが『どちらまで行きますか?』と聞いてきます。
『入名草までです』
すると『現在その手前までしか行ってません』と。
『わかりました。それで結構です』
予想していたことです。

山の手前の数件の集落にはなかなか行政の手も入りにくいですね。
去年の台風の凄さが思い出されます。

8時10分に足利駅を出発した「あしバスアッシー」は少し遅れて8時42分入名草の一つ手前の停留所「臥竜院(がりゅういん)」にて終点となりました。

臥竜院のバス停には「道路不具合のため」と貼り紙がしてありました。
陥没らしいです。

およそ1時間登って藤坂峠に着きました。(画像)
山の上の方は湿度100%の雲の中です。
気温はさほどでもないですが、ムシムシして体中が濡れていきます。

そこから稜線上を辿っていきます。


あたりはキノコの森でした。
中には物凄く大きいものもあってちょっと気持ち悪いです。

藤坂峠からは雨になっていました。
たぶん下は降っていないと思います。
腕のうぶ毛にもミストがぶわーっと付いてきます。

道は何度もアップダウンを繰り返しながら馬打峠に来ました。
道路をまたいでまた山に入ります。
ちょっと疲れてきました。


行道山浄因寺にてコース6は終了となり、続けてコース7となります。

ここにある「清心亭」がさっそくコース7のコースポイントとなりますが、しばらく階段を登り続けます。
霧の中で清心亭の位置が分かりにくく、通り過ぎてから戻るということになりました。

せっかく登った階段をまた降りて行き、やっと見つけた清心亭は通行止めの状態となっていました。
バリケードやロープをくぐってまで近くに行く勇気はなく、下から見上げるだけにしておきました。


登りつめると寝釈迦の看板がありました。
行ってみますが、いまいちよく分からず戻ってきました。
さらに登って行くようです。

散らばった木片からハチのお尻が覗いています。木の穴に頭を突っ込んでいて、通り過ぎようとした時、頭を出してこちらを見ました。
『げっ!スズメバチじゃん』

目の前をそーっと通らせてもらいます。
来ないでね、来ないでね。

まだまだ登ります。
なんだかずっと山です。
低山ですが、けっこう辛いです。

お腹が空いたのか、パワーが出なくなってきました。
湿った木段に腰掛けてコンビニで買ったカットりんごを食べました。
なんか美味しい。
ふだんりんごは好んで食べませんが、むいてあって一口サイズだし、シロップに漬けてある訳でもなかったので、凍らせたペットボトルと一緒に保冷バックに入れてきました。
なんとこれが気に入りました。
疲れた時に冷たいフルーツってこの時期良いなぁ。

僕はナガノパープルが大好きなので、あれを何粒か冷たくして持ってきたら贅沢だろうなぁー。
今年は陽射しが足りないので、ナガノパープルさらに高価かもしれないですね。


行道山に着きました。
もちろん見覚えのある場所です。
忘れもしない⋯ あれは手前の登山口に車を停めて行道山を往復しました。
戻ってきてキーレスのスイッチを押しました。ピッ!っといってドアを空けようとすると閉まってました。
つまり、開けっ放しだったっていうことです。
それ以来、ものすごく神経質になっています。

ドーナツをひとつ食べていると、中年の男性が辿り着きました。
膝に両手を置き全身で息をしていました。
時計を見ています。
タイムを気にしているようです。
なるほど、タイムトライアルですね。

僕が先に出ました。
軽く会釈をしていきます。
だいぶ登り下りしたので連続して階段を登ったり出来なくなってきました。
少し登ってはうずくまるの繰り返しです。

やっと両崖山の手前2kmのところまできました。ベンチで休憩していると、先ほど行道山でお会いした方がスルーして行きました。
あっという間にいなくなってしまいました。

いったい登りが強い人って何が違うんだ? 僕だってこんなに登っているのに、からっきし弱いままです。
というよりもだんだん年齢とともに低下していますね。
だから人にうずくまる姿を見られたくないからかな? 一人で登るのが好きです。


両崖山は足利城跡で、御嶽神社があるところです。
ここまで来ると数人の登山者と行き合うようになりました。

どうやらここは「足利アルプス」と呼ばれているようで、地元の方たちは織姫神社から両崖山往復や行道山往復などに挑戦しているようです。

織姫公園は鏡山というようで、この辺りの山を100集めて「足利100名山」を指定しているようです。
これを全部登るのも楽しいですよね。
僕のようなビジターには山名板の位置までは分かりませんでしたが、探せばあるようです。
これを探しながらっていうのも楽しそうですね。


下山していくと作業中の初老のおじさんが急に寄ってきて話かけてきました。
おじ『どっから来たの?』
僕『入名草からです』
おじ『???ん〜わかんねぇな』
僕『浄因寺の先です』
(先って言っても倍はありますけど)
おじ『そうかぁ、んじゃずいぶん歩いただろ? 俺もよ、1度だけ浄因寺の往復やったけど、もう⋯(頭を左右に振っています)

織姫神社下に着いたのが15時14分でした。
関東ふれあいの道、この二つのコース⋯ 舐めてました。だいぶ疲れました。

さて、温泉無いかな?
前回は我が家温泉で我慢しちゃったけど、今回は入りたい。
調べてみると、えーっ結構ありますね。
一番近くて高速道路にアクセスしやすいところにしました。

「幸の湯」600円でした。
久しぶりの温泉に隅から隅までよーく洗って、歯をゴリゴリ磨いてサッパリしました。
ぬるめの浴槽があり、居眠りしてしまいました。
何度も顔を潜らせながら、そのたび目を覚ますことを10回ぐらい繰り返しました。
横で同じ湯船に浸かっていた若者が僕を見ていました。たぶん「いけ、いけ、もぐれ」って念力を送って来てたと思います。

指の指紋がぐちゃぐちゃにふやけてしまったところであがりました。

風呂あがりのあと蕎麦も食べたかったけど、買ってきたおにぎりやパンが残っていたので、食べながら帰りました。


歩行距離19.3km
累計標高差 +1168m
32,600歩
所要時間 6時30分

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