しんのすけ様

 

 ご質問ありがとうございます。

  

 再度の疑問、質問もお寄せください。

 

     担当 占い太郎

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たまに占い太郎先生のブログを拝見している学生です。いくつか質問させてくだ

さい。

 

① 眉の濃薄には情の意味がありますが、口唇の厚薄がもつ情とは何が違うのでし

ょうか。

答]眉は智で、口唇は愛情です。

 

② 達磨相法で、眼について、神が在るとか不足しているといった表現があります

が、どういうことですか。

答]眼力です。「眼光鋭い」等です。

 

③ 神相に霊の顔が表れることはありますか。

 

答]僕は見たことがありません。(実例下記を参照。)

 

④ 気色が心にしか捉えることができないのは、心によって生じ、心を主としてい

るからですか。

答]熟練した「カン(幾)」です。幾(き)は下記を参照。

 

しんのすけ2020-03-06 23:14

 

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<ご参考>

 

 

①口唇の厚薄がもつ情とは何が違うのでしょうか

 

 人相学詳解 伊藤通象先生より

 

「口唇」は意思の強弱、愛情の有無を表象している。「口唇」が引締っている女

性は貞操観念が固い。「口唇」に締りがない者は意思薄弱で且つ愚鈍である。

「口唇」の厚いのは、漁農山村の人に多く、鈍感であるが、持久力に富み、温順、

篤実である。「口唇」が薄いのは、愛情は薄い。

 

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② 達磨相法で、眼について、神が在るとか不足しているといった表現があります

が、どういうことですか。

 

五體相學圖解 坤 柄澤照覺先生より

 

達磨相法

 

第一法 相は神(気)を主となす

 

1. 蔵(おさ)まって晦(くら)からず。・・蔵まってとは表面に露われないこと、

晦(くら)しとは神気がないことをいいます.

2. 安(やす)んじて愚(おろか)ならず。・・動揺がなく、かといって愚直頑迷

でなくという意味です。

3. 発して露あれず。・・発揚しなければならないが、軽々しく躍動してはいけま

せん。

4. 清くして枯れず。・・澄んで動ずることなく、また衰濁してはいけません。

5. 和にして弱からず。・・温和に親しみを持つも、狎(な)れあってはよくあり

ません。

6. 怒って争わず。・・怒は正義の気、争は悪気です。

7. 剛にして孤ならず。・・剛気は敬すべきですが、孤高はいけません。

 

 第二法 神は眼を主とす

 

1. 秀(ひい)でて正しく。・・秀とは光のことで、正とは形体をいいます。

2. 細くして長く。・・細くて長くない人は小人物、長くて細くない人は無暴の性

質があります。

3. 守って出ず。・・神光が定まって澄んでいるのはよろしいが、まったく眼光の

ないのは愚人です。

4. 出でて入る。・・眼光が発していても、深みがなければいけません

5. 上下白からず。・・上下に白眼が出るのはよくありません。上に出れば奸、下

に出れば刑を呼びます。

6. 視(み)ること久しうして脱せず。・・神気が足りて眼をきょろきょろそらす

ことのない人がよろしい。

7. 変にあえど眩(くら)まず。・・変事にあってもうろたえない眼光の持主で、

素養の有無に関しましょう.

 

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③ 神相に霊の顔が表れることはありますか。

 

 人相術  尾栄大寛先生より

 

実占例 

○昭和三十年十月、四十六才の気の強い婦人来りて、最近どうも不幸続きで因り

ます、何か着いっていないか観て下さり・‥と云う。

 著者は天停(額)を観て驚いた.老女の首つりの姿がハツキリ現れていたので

『お宅に首をくくって死んだ老女は居りませんか』・・・・・と尋ねたら、

其の婦人は平然として、夫の母が三ヶ月前に納屋で首をくくって死にました、私

と仲が悪かったのが原因です・、・、、、それが祟っているのですか?…と尋ね

た。

大抵の人なら著者の言葉を開けば驚く筈であるが、其の婦人は平気であった。

著者は其の婦人に、心を改めて、首をくゝつて死んだ佛の佛事供養をしっかりせ

ねば、尚凶事が続くであろう!と告げました。

 

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④ 気色が心にしか捉えることができないのは、心によって生じ、心を主としてい

るからですか。

答]熟練した「カン(幾)」です。

 

 

全釈漢文大系 9 易経上 鈴木由次郎先生より

 

 繋辞伝上

聖人が易で行う(第五節)

夫(そ)れ易は、聖人の深(しん)を極めて幾(き)を研(みが)く所以なり。

 

深=奥深い道理

幾=まだ表面に現れない吉凶禍福のかすかな兆し