私は3月1日に八十路を迎え、貧乏と平穏無事な人生を懐かしく振り返っています。

私は生まれたとき育った土地と建物を戦時中飛行機場に接収され、4歳では父を戦闘機で、15歳には母を肺結核で亡くしました。

台風19号による日本列島被害から、地球温暖化を真剣に学ぼう。

2019年10月18日 | 令和の時代

暴風域が直径650キロメートルと言われた巨大台風19号。
瞬間的風速は65メートルと予測されていましたが、強風による被害は殆ど報道がなく、広範囲にわたる最大雨量1000ミリを超える雨により千曲川等の河川決壊によって、各地に大洪水を引き起こしました。
中規模河川は100年に1回起きても耐えられるように堤防等は国や地方自治体により整備されているのですが、今回は中小河川52が決壊しました。
この雨は、台風が太平洋上の高温の湿った風により運んできたのです。
19号は関東から北方向に南北に繋がった山地をゆっくりと時間を掛けて進んで行ったことが被害を大きくしました。
昨年も西日本豪雨で25河川の堤防が決壊しました。
多数の死者を含む被害を引き起こしました。
今度の台風も、昨年の豪雨も地球の温暖化に伴う気温と海水温の上昇が影響しています。
巨大化した台風、居座る豪雨。緑の地球は今や極地の氷を溶かして”赤変〟しつつあります。
世界はこの現実に気付いて、深刻な変化に適応して行く為に、各国は生き延びて行こうとしています。
地球の温暖化には室温効果ガスを大量に排出する石炭火力発電所ゼロにすることと、石油などの化石燃料での二酸化炭素を減らすことにあります。
気候変動への危機感に各国が気付き共有したことから、国連に気候変動枠組条約締約国会議が生まれたのです。
人間社会がこのまま経済成長を続けていると、人類の生存の持続可能性すら脅かされます。
国連のグテレス事務総長は、2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにする目標を掲げた国が77か国になったことを明らかにしました。
欧州やカナダが温暖化対策の新たなる国際ルールの廃止に向かう中で日本は、石炭火力発電所の建設計画を持っているため、米中などと同様にその中に含まれていません。
パリ協定の来年から始まる温暖化対策の新たな国際ルールは産業革命前からの気温上昇をできれば1・5度に抑えるよう求めています。
世界の現状では今後の30年間に石化ガスや石炭を燃料に使っていると地球の温度は3度くらいに上昇しそうです。
地球温暖化の原因になっているガスには二酸化炭素が最も影響が大きいとされています。
太陽から地球に降り注ぐ光は、水蒸気やメタンガス、フロン類などの温室効果ガスなどが吸収しなければ地上は零下19°Cくらいです。
近年では産業活動が活発になって温室効果ガスが大量に排泄されて熱の吸収が上昇し始めたのです。  
IPCC調査では二酸化炭素濃度は、産業革命以前の1750年の280ppmから2013年には400ppmを超え、実に40%増加していると報告しています。
世界の平均気温は1880年~2012年の傾向では0.85°C上昇しています。
最近30年間の各10年間の世界平均気温は1850年以降のどの10年間よりも高温になっています。
20世紀は100年で海面は19cm上昇しました。
今後、地球温暖化により熱膨張と氷河などの融解によって、2100年までに最大82cm上昇することが予測されます。
今年末にチリでの気候変動枠組条約第25回会議(COP25)が行われます。
日本は19号台風の災害を深刻に受け止めて、温室効果ガス排泄を実質ゼロにする方針に変更すべきです。
将来を担う若い世代の生活をしっかりと守って行く決意が必要です。
蘇生





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