爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

心のふる里

2018年08月10日 | 日記

少年時代の大半を過ごした黒い木塀に囲まれた2軒長屋の鉄道官舎が爺の「ふる里」である、今その姿を見ることはできないが、一緒に遊んだ仲間達や環境への思いは、心に永久保存されている。

官舎の住人は転勤族なので、長い付き合いが無いまま散り散りバラバラになって、その後の音沙汰もない、あの頃の仲間は、何処で、どうしているだろうかと、時々懐かしく思い出している。

敷地内に入居しているお偉い方々に対する親の気配りとは関係なく、子供たちの世界はみんな平等であり、高学年のリーダーシップのもと、男女別に仲良くまとまっていた。

子供たちの遊び場でもあった敷地内の一角に今も守り神のお不動様が安置されていると聞いて、3年ほど前に訪れた時に撮った写真に向かって唯一実在する「ふる里」を偲び毎朝手を合わせている。

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