うつ状態には帰脾湯がよく効います。

 

睡眠障害とそれに伴ううつ症状で困っていた50代の女性。昼は眠く、夜は眠れない。神経科で睡眠剤、精神安定剤を4種類、いただいて飲んできたが、薬が増え続ける事になり、ここ数ヶ月前から新薬に対して不安をいだきだした。(娘さんによると認知証もでてきているという)

症状はとにかく、何でも悪く考えてしまう、その中で、寝ることに常に不安がある。かろうじて睡眠薬で眠るが、起きてから薬の服用に罪悪感がでて、自分を責めている。

これに対して、体力の低下した胃腸の弱い人が、心身過労で、健忘・神経症状をきたした時につかう帰脾湯(きひとう)を煎じ薬で飲むことにした。そして、今飲んでいる睡眠薬を減らすことを言い出した。

漢方薬の帰脾湯(きひとう)を飲みながら、睡眠薬を減らしていたが、1週間もしないうちに面倒になり、ほとんど(1種類は残す)止めてしまうが、2週間間後にはのまなくてもうつ状態がなくなり、明るくなると伴に、積極的に外出して、友達とランチをするまでになって、ナイターの野球観戦までするまでによくなる。

 

もちろん、漢方薬の効果もあるが、何か別の治療をする事で、良くなるきっかけを作ることにもなったようです。

 

 

→寺町漢方薬局

 

 


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