札沼北線キハ40単行旅・石狩月形駅でスタフ交換【夏の北海道 3】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

(前回の続き)

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(石狩月形駅でのスタフ交換風景)


※撮影日:2018年(平成30年)8月5日(日)
※スマートフォン撮影

JR北海道 札沼線 北海道医療大学~新十津川間47.6km、2020年5月7日(木)廃止確定



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JR北海道 札沼(さっしょう)線
石狩当別(いしかりとうべつ)駅

3番線ホームには、札沼線非電化区間(通称:札沼北線)の浦臼行きキハ40系単行気動車が発車待ち。
浦臼行きのすぐ後ろには、その次に発車する新十津川行きもすでに待機(ドア扱いはまだ)。



札幌近郊を走る札沼線(学園都市線)は、 非電化区間に入ると本数が激減。
石狩当別駅 朝7時02分始発の浦臼行き5423D
ワンマン車のため、運転士がドアを閉め出発


浦臼行きはすぐに発車(浦臼には朝8時00分着)







浦臼行きが発車した石狩当別駅3番線ホームの後ろには、
札沼線の終着駅・新十津川行きがすでに待機


浦臼行きが発車すると、すぐに新十津川行き気動車のドアが開き、乗車開始



札沼線の終着駅・新十津川駅まで行く列車は、一日たった1本のみ。この列車が新十津川行きの始発列車であり、この日の最終列車。
行先表示は車両前後の巻式のみ




石狩当別駅下り方面時刻表
隣駅・北海道医療大学までは列車本数が多いですが、
その先、非電化区間の石狩月形・浦臼・新十津川方面の列車本数は激減。


終点の新十津川まで行く列車は、朝7時45分発の一日1本のみ。


札幌方のエンド


昭和55年 宇都宮 富士重工製造


札沼線の電化区間は6両編成の電車(右)が頻繁に発着。
廃止が確定した非電化区間は単行気動車(左)が一日8本のみ。


行先板(サボ)は、「学園都市線」









新十津川行き、キハ40系気動車の車内へ。



運転台

デッキにある片開きドア


運転助手席。以前はここまで立入可能でしたが、現在は立入禁止。


デッキにある便所

便所内部


便所内側の扉の施錠鍵

和式便器

足踏み式手洗器

内側開閉の曇り窓

客室内部

国鉄時代と変わらない青いモケットのボックスシート

座席番号プレート

JR北海道のキハ40系は寒冷地仕様のデッキ付き

出入口付近は青いモケットのロングシート




非冷房のJR北海道キハ40系気動車。
夏は扇風機を回し、窓を開けて涼む。

扇風機のスイッチ(乗客が操作)

天井には丸い扇風機。真ん中には国鉄(JNR)マーク。


ブラインドを下げたところ。

一段上昇式の開閉窓。
窓の大きさは、本州・四国・九州のキハ40系気動車より小さめ。

窓の開閉つまみ


北海道のキハ40系気動車は二重窓構造。
外側の開閉窓の内側にもう一枚冬季用の窓があります。
夏季は内側の窓は上げて、下に落ちてこないよう、両側にある鍵をひっかけます。



便所側の車端部。右側が便所スペース。便所入口はデッキに設置。



石狩当別駅

札幌からの電車が、朝7時18分に到着すると、新十津川行きに乗り換える客で、車内は次第に混んできます。


次の朝7時38分に到着した札幌発の電車が到着すると、乗換え客で、新十津川行きは満席に。






乗り納め客で満員の新十津川行きは、
朝7時45分 石狩当別駅を発車




北海道医療大学(ほっかいどういりょうだいがく)駅(ホーム反対側)
北海道医療大学駅から先(通称:札沼北線)は非電化
列車本数も激減
列車はキハ40形単行のみ


札沼線(学園都市線)の非電化区間、北海道医療大学~新十津川間は、廃止されることが確定しました。2019年秋以降に廃線となる見込みです。



石狩金沢(いしかりかなざわ)駅(ホームは反対側)




本中小屋(もとなかごや)駅



駅待合室は、廃貨車(車掌車)を再利用






中小屋(なかごや)駅

ここの待合室も廃貨車(車掌車)






月ヶ岡(つきがおか)駅




石狩平野を行く




知来乙(ちらいおつ)駅
小さな待合室

駅名である「ちらいおつ」の名の由来は、アイヌ語で魚のイトウがたくさんいる場所を意味する「チライ・オッ・イ」。






札沼北線沿線で最大の駅
石狩月形(いしかりつきがた)駅


札沼線 非電化区間でただ一つの交換駅



普段は、石狩当別駅から乗車した高校生が大勢下車する駅ですが、この日は夏休みのため登校する高校生は皆無。


駅の外れには、「国鉄コンテナ」と書かれた古いコンテナが置かれていました。

下り 新十津川行きは、上り列車との行き違いのため、午前8時17分~40分まで23分間停車



石狩当別方面を望む。
札沼線専用車両はドアがライトグリーン(正式には萌黄色)に塗装されたキハ40系400番台



木製の柱に古い駅名板




ホームから新十津川方面を望む。
石狩月形から前は列車交換できる駅は一つもなく、一閉塞区間のため、1本の列車しか走れない。

石狩月形駅は、札沼北線で唯一の有人駅



新十津川行きは、朝8時40分発


石狩月形駅舎

有人駅であり出札窓口はありますが、改札はしません。

石狩月形駅時刻表。列車本数は少ない。
終点の新十津川まで行く列車は、午前8時40分のたった1本のみ。


改札口



浦臼始発の石狩当別行きが到着


上り 石狩当別行きは、午前8時34分~50分まで16分間停車



石狩当別行き上り列車は、札沼線専用車両の400番台ではなく、苗穂運転所所属の700番台車両(キハ40 820)。札沼線専用車両と異なりドアがライトグリーンに塗装されていません。

新十津川方がスタフ閉塞方式のため、タブレット交換と同じような授受風景が今でも見られる貴重な駅

全国で殆ど見られなくなったキャリア交換がここでは今も健在




午前8時40分、石狩月形駅を発車






札沼線を代表する秘境駅
豊ヶ岡(とよがおか)駅

林の中の無人駅。
木造の待合室に、駅前の道は未舗装。

(以下2枚は以前撮影した豊ヶ岡駅。ホームは進行方向左側)







札比内(さっぴない)駅

無人駅の古い駅舎







晩生内(おそきない)駅



車窓右側は石狩平野、遠くに空知の山々

車窓左側は、畑やピンネシリや隅根尻の山々


(続く)