【ある夏の信州避暑紀行⑧ 最終回】JR大糸線キハ52の余生・糸魚川ジオパル | 湘南軽便鉄道のブログ

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その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

(前回記事の続き。最終回)

(糸魚川ジオステーションで静態保存されているキハ52形気動車)



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【ある夏の信州避暑紀行③】白馬ミニトレインパーク〜和田野の森散策、北アルプス咲花北尾根高原




撮影︰2016年(平成28年)8月20日(土)



新潟県の糸魚川(いといがわ)駅アルプス口(南口)側から見た、
糸魚川ジオステーション「ジオパル」
「ジオパル」は、糸魚川の情報発信基地。
館内は、「ジオパーク観光インフォメーションセンター」、「キハ52待合室」、「ジオラマ鉄道模型ステーション」がある。


広場側には、かつて糸魚川駅南側にJR北陸新幹線工事前まで存在した、総レンガ造りの「糸魚川駅機関車庫1号」(通称「レンガ車庫(赤レンガ車庫)、1912年(大正元年)に竣工)の3連アーチ外観を再建築

屋内に静態保存されている国鉄キハ52形一般気動車は、イベントなどの際には、一番左のアーチから、車両移動機を使って野外に引き出し展示することができる。そのため、屋内から屋外広場までレールが延びている。




ジオラマ鉄道模型ステーション

かつて実際に使用されていた糸魚川由来の鉄道部品などを展示



大きな鉄道模型ジオラマ

JR大糸線、JR北陸新幹線、えちごトキめき鉄道、糸魚川周辺などをモデルにした鉄道模型ジオラマが2つある。

HOゲージとNゲージ鉄道模型車両を運転することも可能。





かつてJR大糸線で活躍していた3両のキハ52形気動車と赤レンガ車庫を模型で再現


JR大糸線山岳区間の水力発電所



海辺の風景






スキー場

東京スカイツリーや東京タワーも。





キハ52待合室

かつてJR西日本・大糸線 南小谷〜糸魚川間の非電化区間で活躍していた、キハ20系キハ52形「キハ52-156」を静態保存し、車内は待合室として開放。





JR西日本大糸線に残っていたJR最後の現役キハ52形気動車3両は、2010年(平成22年)3月13日のダイヤ改正でキハ120形気動車へ置き換えられ引退。最後まで残っていたキハ52形は、キハ52-115(国鉄一般色)、キハ52-125(鉄道省色)、キハ52-156(首都圏色)の3両。

引退後、キハ52-115は岡山県津山市の津山まなびの鉄道館(旧津山扇形機関車庫)で展示保存、キハ52-125は千葉県のいすみ鉄道に譲渡され観光列車として今も現役で活躍中、キハ52-156はここ糸魚川ジオステーションで静態保存。





車内も開放

ワンマン運転設備設置後のキハ52形晩年の車内


運転台の前面窓

運転台

乗務員室の前面

鋼製塗りドア(内側塗装)の乗降用ドアは、現役時代、半自動式だったが、開けるときは手動扱いだった。




客室中央部にはボックスシートが残る。


二段開閉式の窓

窓下には木製の小さなテーブルが当時のまま残る。





天井には扇風機。JR大糸線で活躍していたキハ52形には後付けされた冷房機も設置されていた。





客室内扇風機の操作スイッチ


JR大糸線非電化区間の車内路線図








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糸魚川駅前の食事処へ。
なお、糸魚川駅前に広がっていた素朴な街並みは、ここを訪れた約4か月後の2016年(平成28年)12月22日昼前に大火が発生し、翌日夕方の鎮火まで約30時間続いた。

上乃屋旅館・食堂「上乃屋」で海の幸の夕食

この食堂は、大火ではかろうじて難を逃れた。



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夕食後、
糸魚川駅18時59分発のJR北陸新幹線「はくたか574号」で東京へ。

日暮れの糸魚川の街。向こうは日本海。

21時16分、東京駅到着

JR東日本新幹線ホームには、北海道新幹線用のJR北海道H5系車両も停車中





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(終わり)