ワシントン州シアトルにある
彼の代表作であるリボンの様にカールする
吹きガラスを重ねて作ったシャンデリアを含め
屋内で展示されている作品は
暗闇の中に浮かび上がるようになっている
最後の展示室から出ると
大きな温室の様なスペースがあり
その天井にはまたまた華やかなガラスの花
温室の横では
時期と時間によってはガラス工芸の実演
その後ろにはガラスの庭園が
本物の草花の色とマッチさせている
デール・チフリ―は交通事故で片目の視力を失い
写真、ビデオで見る彼は眼帯を付けている
一つの眼球で見る世界は
二つの眼球で見ていた世界とどう違うのだろう
生き物の様にうねる吹きガラスを
一つ一つ重ねて吊り下げていき
あのイソギンチャクのような
シャンデリアを作るあげるのだが
「考えて作ったら駄目なんだ
考えてやるということは、自分が何をしているか
分かっていなということだから」
そんなことを言っていた
鉄腕アトムのお茶の水博士を
ちょっと悪役化させたルックスの人だが(失礼)
この人、とっても好きかもしれない