イザイホーとは、十二年に一度
午年旧暦の十一月十五日から四日間行われる祭祀
久高島で生まれ育った、三十一歳から四十一歳
ナンチュと呼ばれると呼ばれる女性が
イザイホーの儀式を得て神人に成る儀式
儀式の概念は、ニライ カナイから神を迎え
神人に成るための資格を得る通過儀礼である
沖縄には、古代から女性は霊力が強いと考えられた
神に仕えるノロ(神女)やユタ(シャーマン)も全て女性であった
そのため沖縄の女性は神人なる資性を
持つものと考えられ信じられていた
その例がウナイ神信仰である
ウナイ信仰とは、ウナイ(姉妹)が、イキガ(兄弟)を
霊的に守護する者と考え
ウナイに霊力あると信仰する沖縄の特有の信仰で
イキガの守護者としての
ウナイを神格化しての呼称するものである
このウナイ信仰は沖縄信仰の基本概念である
第二王統3代目尚真王は(1477~1526年)治世に
以前から各地にあった祭祀、拝所を整備し
沖縄の信仰と政治を一体化し祭政一致体制を制定し
神職者を階級化して、各間切りにノロ
尚真王の妹を神職者の頂点聞得大君を置いて制度化した
その時に久高島のイザイホーが始まったとされ
五百年以上続いて来た、祭祀イザイホー