A子さんは<綺麗に生きたかった>と悔しがりながら30代の人生を閉じました。A子さんにとっての綺麗、汚い、とは何を基準に比較して、そう感じたのか。さて長い心理療法の関わりを通して沢山の人生を垣間見てきましたが、私の懺悔はA子さんに<それでも綺麗に生きてきた>と解釈して欲しかったのですが、どうもそうでなかったような気がします。なにが綺麗かは、人により違いますが、綺麗に生きたい、と願う人こそ<綺麗>の意味を知っている人なのでしょう。どんな人生も体験の解釈を変えると綺麗に思える方法があります。どんな人生も体験の解釈を変えると悔いは無くなります。若くして死に行くA子さんは、厳しい環境の中をよくここまで生き抜いた、なあ、と私は感動しています。
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