介護DIY

母が脳梗塞で手術をし、左半身の麻痺を抱えリハビリ入院生活を経て在宅介護が始まる前に、病院と、ケアマネージャーの方からの自宅チェックが有り、玄関やトイレ、お風呂の段差などのチェックがあり、必要な箇所に手すりをつけるように指導され、
(在宅介護の安全基準をクリアしないと退院できませんでしたので急ぎました…)

DIYで手すりを取り付けようと思いましたが、タイルへの固定の際に、タイルが割れてそこから水漏れをしたらどうしよう…と思い、急いでいるし失敗したくないし、やはりプロにお願いすることにしたところ…その判断が功を奏しました。

まず、手すりを取り付ける前のお風呂の壁
介護DIYお風呂

手すりを取り付けていただいたお風呂の壁

介護DIYお風呂

二箇所取り付けをしました。

プロにお願いしてよかったと思ったことが、お風呂のリモコン下にある手摺部分の取り付け部分です。

なぜかといいますと、壁の下地が床から手すりの下部分までがコンクリートらしく、ちょうど下地の材質が変わるジョイント部分にねじを止めてしまうと亀裂が入ってしまうところだったのです。

業者の方が下地を調べて避けて取り付けていただき、その際に教えていただきました。自分で手すりを取り付けていたら、下地は全部同じだと思っていたので何も考えずにとめていたと思うので良かったです。

お風呂の手すり取付の注意点

ですので、お風呂の手すりDIYをお考えの際は、お風呂の壁の下地を調べて下地にあった適切なネジを使い、錆びにくいステンレスビスなどを使用し、水漏れ防止にコーキングをするなどのケアをすることが大事です。

※追記

この手摺工事から3年経過し福祉住環境コーディネーターの勉強をして気が付いたことなのですが、高齢者は視力が悪くなってしまうリスクがあり、さらに浴室内は湯気で物が見づらくなることもあるため、手すりなどを設置する際は、湯けむりの中でも判別できるものを選ぶ方が良いと知り、風呂イスはオレンジでよいですが手すりは同色なので完璧な介護リフォームじゃなかったと反省しています。

介護用のシャワーチェアーと浴槽イス

在宅介護の入浴で必要だと言われたのが手すりの他に、シャワーチェアーと、浴槽が深いため立ち上がりがしやすいように浴槽イスです。

介護用品のカタログから購入したのがこちら

お風呂介護イスユクリア

折りたたむことができる介護シャワーチェアです。

【入浴いす シャワーチェア 介護 椅子 風呂 シャワーベンチ 浴槽台】パナソニック[ユクリア]ワイドSPワンタッチおりたたみN

浴槽の中に入れるイスは
お風呂介護イスユクリア

浴槽台[ユクリア]ソフトコンパクト1826 PN-L11526 パナソニック エイジフリーライフテック (浴槽 椅子 介護 用 お 風呂 椅子 介護 用 踏み台 椅子 介護 椅子 風呂 椅子 クッション コンパクト お 風呂 椅子 カビ にくい) 介護用品

実際に使用した母の感想は、折りたたみ椅子もワンタッチなので負担もなく作業できるし、不安定な部分もなく基本的には良いのですが、今後購入される方の対策のために使用に際しての注意点を書くと

  • シャワーチェアは濡れていると座面がすごく冷たいので入る前にお湯をかけて温めるほうが良い
  • 浴槽イスに座ることで肩までお湯に浸かることができない(これは当然のことであり致し方ないことですが…)

ということです。

  • 全体的にお風呂を温めておく
  • 肩まで浸かれないことに対する代用を考える

対策が必要ですね。

また、使用して2年経ちますが錆びたりカビが生えたりは今の所ありません。しかし冬のお風呂場は寒いのでヒートショックが心配です。かといってストーブも怖いし…(消し忘れとか無意識にそばに置いたタオルに引火とか)

⇒ 足が伸ばせる広い浴槽は高齢者になると不慮の溺死・溺水の危険

私がマイホームを新しく建ててお風呂とトイレ、サニタリーをユニバーサルデザインで空調も管理して快適にできればなあっと思います。いつになるやら…

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