そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ファーウェイ排斥の米中経済戦争の新たな段階とアメリカ隷属の日本

2019-05-23 | 国際・政治

関税ごっこが目立つ米中貿易戦争であるが、また新たな火種が投げ込まれた。トランプが15日に安全保障上のリスクのある企業を対象にした輸出規制の大統領令に署名したが、情報漏洩の恐れがあるなどとして製品の使用禁止を働きかけてきた中国の大手通信機器ファーウェイをアメリカから締め出したのである。

パナソニックは、中国のファーウェイとの取引を中止する方針を決定した。パナソニックは、グループ全社に対して具体的な対象を洗い出すよう通達し、決定の理由について「米国の輸出管理の法令を順守してきた」と述べた。電子部品などで取引実績のあった日本企業は100社以上ありかなりの影響があろう。世界では1万社を超える。
また、Googleがファーウェイとのビジネスを一部停止と発表した。
アメリカ政府は、ファーウェイ製品を使用しないよう、韓国に度々働き掛けていると、朝鮮日報が報じている。
またNTTドコモでも今夏発売予定としていたフラッグシップスマホ「HUAWEI P30 Pro HW-02L」の事前予約受付を停止した。
SIMフリースマホ「HUAWEI P30」と「HUAWEI P30 lite」も一部販路では発売延期・予約販売停止に!アマゾンでは既存のPCなどのファーウェイ製品も販売中止した。
ソフトバンクとKDDIもファーウェイスマホ発売延期しドコモも予約停止した。
圧倒的な経済力と軍事力を持つアメリカの一方的な論理に世界各国ひれ伏したのである。関税合戦に次ぐこの貿易戦争は、アメリカにだけ有利なわけがない。複雑な国境を越えた生産システムや貿易制度、それに周辺各国への波及も大きい。
トランプは多少の傷を負っても、アメリカのメンツを打ち出したいのである。次期大統領選挙に勝つために。負けるとロシア問題で逮捕されるからである。

25~28日にトランプ大夫妻が令和初にかこつけて国賓として扱われる。新天皇との会見、相撲観戦、ゴルフ、自衛艦隊視察などの行事が組まれている。世界で唯一トランプの言い分を聞いてくれる日本。安倍晋三のトランプへの隷属宣言のようなものである。
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