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児童文学や絵本に触れる意味

森はな著「じろはったん」アリス館

を読みました。

地域の方が学童の子たちにと

お薦めしてくださった1冊です。

久しぶりに児童文学に触れました。

「じろはったん」の舞台は

戦中戦後の兵庫県但馬。

主人公であるじろはったんこと次郎八は

おそらく発達の遅れが見られる人。

幼馴染の友人に招集がかかり、

戦地で命を落としてしまったことが

理解できないじろはったんは、

何とか文字を覚え

木の葉に手紙を書き

海に流して友人のために送りました。

 

戦時下の辛い生活の様子、

障碍者と地域社会のあたたかい共生、

そして、

会えない人を思う気持ちが書かれていました。

 

子ども向けの絵本や文学とはいえ、

そこから学ぶことは多いと

改めて思いました。

 

今小学4年生は

「ごんぎつね」を勉強しています。

代表的な教材ですので、

何度も読んでいるはずなのに、

その時々に思うことが違っているのです。

人の(きつねの)思いはすれ違うものです。

思っていないことが伝わって、

思っていることは伝わらない。

そして、

すれ違いからの悲劇、

取り返しがつかない出来事に

心が締め付けられる気持ちになります。

 

子どもが読むための本ではありますが

背後にあるテーマは深遠なものです。

大人だからといって

理解できているか、というと

そうはいかない場合があります。

かといって、

子どもが理解できないかというと

そうでもありません。

説明まではできずとも、

感じることはできます。

心に感性の種が蓄えられ、

自分の感じたことを

自分の言葉で説明できる時がきます。

児童文学や絵本は

人生の感じ方の種を

育んでいると思うのです。

 

ちょっと図書館にって、

もっと児童文学を読んでみようかな。

 

よし、志事すんぞ!

さぁ、いきましょー!

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