JR東海 鶴舞駅発行140円区間ゆき片道乗車券

国鉄民営化直後の昭和62年8月に、JR東海中央本線鶴舞駅で発行された、140円区間ゆきの片道乗車券です。


   


桃色こくてつ地紋のB型金額式大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製された過渡期券になります。

同駅は金山駅の隣にある名古屋市中区にある「名古屋市内」に属する駅ですが、近距離乗車券については券売機で発売しているものの、窓口には140円区間のような近距離券も設備されていました。
これは「鶴が舞う」というお目出たい駅名であることから「縁起きっぷ」の名残りとして発売されていたようですが、実際には周辺駅において硬券の近距離乗車券が設備されている駅が多かったように記憶しています。


この券は国鉄民営化時の過渡期に設備された様式で、まだ国鉄であった時代に民営化後用として印刷された過渡期券と言われるものです。当時、JRとなってからの地紋が制定されておらず、民営化以後1年間に限り、国鉄時代に印刷されたこくてつ地紋券を使用することが認められていました。

御紹介の券はそのような過渡期券の1枚で、積極的に発売されない需要の少ない口座ですので、民営化後1年が経過した昭和63年3月まで使用されていた可能性がありますが、仮にJR新地紋制定後の昭和63年3月までに売り切ってしまったのであればJR地紋の新券が設備され、早いうちに消滅していた可能性もあります。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 〇委 八千穂駅... 田町駅発行 普... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。