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日本とロシアが今後進める平和条約締結交渉のロシア側の責任者をつとめるラブロフ外相は、7日、北方領土は、第2次世界大戦の結果、ロシアの領土となったことを日本が認めない以上は交渉は進められないという考えを強調し日本側をけん制しました。

安倍総理大臣とロシアのプーチン大統領は、平和条約締結後に歯舞群島と色丹島を引き渡すとした日ソ共同宣言を基礎に交渉を加速させることで一致していますが、今月1日、アルゼンチンで行われた首脳会談で、交渉責任者に河野外務大臣とラブロフ外相を充てることを確認しました。

ラブロフ外相は、7日、記者会見で「平和条約を締結するということは、第2次世界大戦の結果を認めるということだ。これこそが不可欠な第一歩であり、これがなければ何も議論できない」と述べ、北方領土は、第2次世界大戦の結果、ロシアの領土となったことを日本が認めない以上は交渉は進められないという考えを強調しました。

ラブロフ外相は、これまでも北方領土を固有の領土だとする日本に対し、同じような主張をしていて今後、交渉を加速させるうえでロシアの原則的な立場は譲れないと日本側をけん制する狙いがあったとみられます。

引用元 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181207/k10011739201000.html


日本の領土紛争として、尖閣・竹島・北方領土がありますが、北方領土はちょっと問題の立ち位置が違う気もするんですね。

日本とロシアの『戦争はいつ終わったのか』という認識の違いもある。日本人は8/15と思ってると思いますけどね。

朝鮮戦争などでは、休戦協定でいったん戦闘がおさまるものの『何日何時に休戦』と決まったら、その時刻まで1㎝でも領土を広げるとして、更に激闘になった上で休戦の時間を迎えた訳で。

先日もちらっと書いたんですけど、ロシアとの北方領土紛交渉、自分なら即時打ち切りますね。

『ロシアがそのつもりで、歩み寄りを見せないなら、もう話し合いの余地はない』と通告する。

それで知床・宗谷に海自の基地やら空自の基地を作るとか、米軍基地を誘致してサードをロシアに向けるなりして、その計画を出す。

米海軍の薄いアラスカに常時護衛艦を派遣して、ロシア封じ込めを強化してもいい。

宗谷・知床に長距離対艦ミサイルとそうりゅう置けば、ロシアに出費と計画変更を強いる事も出来る。

併せてクリミア併合の違法性を訴え、ロシアへの制裁を世界に訴え、常任理事国としての地位剥奪を国連で訴え、経済的な利益を断つ。

ロシアがされたくない事を最大限して、話し合いに応じざるを得ない状況を作る。

嫌々応じて『4島返還を検討する』と言い出したら、『それはこの前までの条件、今から再開なら樺太つけろ』と更に押す。

それで応じないなら、中露朝を相手とした冷戦時代に戻ればいい。

相手に与えるダメージを具体化して、損失を突きつけ、それが嫌ならと、さらに譲歩を踏み込んで迫るのが、交渉なんじゃないですかね。