千葉県鎌ケ谷市在住の弁理士かめやまです。  

 

 

 

開業して4年半、

 

良いことも悪いこともあります。

 

今回は、お客様対応について。

 

 

 

特許の審査では、

 

出願時に開示した内容でしか戦えず、

 

後から補充ができません。

 

なので、出願前には、

 

1 特許を取れるか否か?

 

2 どの範囲で取れそうか?

 

3 とれる範囲は、ビジネスに貢献できるのか?

 

をチェックしたうえで、出願に移るケースがほとんどです。

 

 

 

しかし、上記の1,2については、

 

従来技術を把握し、審査の進み方を予想しないとわかりません。

 

そのため、特許出願の前に、先行技術調査を勧めますし、

 

ほとんどのケースで先行技術調査を行います。

 

 

 

数年前の話。

 

特許を出したいお客様。

 

その当時、

 

 「記念出願(※)でいいので出してみたい!」

 

とのことでした。

 

※正確に言うと、記念出願ではありません。

  詳細を知りたい人は個別でメッセージください

 

そのときも先行技術調査を進めたのですが、

 

 「記念受験だから、先行技術調査にまで費用をかけたくない」

 

とのことで、十分な調査はほとんどせずに出願(※)

 

※そのリスクは説明済みです。

 

 

 

しかし、出願から2年後、気が変わって

 

 「やっぱり、特許とりたい!

  審査請求をかけたい」

 

といわれました・・・

 

たぶん、意外と、売り上げが伸びたのでしょう。

 

 当初と話が違うよね・・・

 

 しかし、時計の針は戻らない。

 

 今からアイデアの補充はできない(困)

 

 

 

出願書類作成時。

 

 「記念出願でいいので出してみたい!」

 

の言葉が引っかかる・・・

 

 「これ、本当に記念受験で済むのかな?」

 

ということは感じており、

 

万が一のために特許とれそうな文言はいれておく。

 

「特許とれそうな文言」といっても、

 

調査をしていないので、ほとんど経験則なのですが・・・

 

 

 

結果として、特許を取れ、お客様も満足。

 

しかし、審査結果を振り返ると、

 

 もう少し広く取れたのでは?

 

 やっぱり調査してから出願したほうがよかったんじゃ?

 

と思います。

 

 

 

 「記念出願でいいので出してみたい!」

 

というお客様は少ないですが、

 

いつも今回のようにいくとも限らず・・・

 

とはいえ、先行技術調査を強いるわけにもゆかず・・・

 

「先行技術調査なしのリスク」について、

 

エビデンスを取った(契約書を残した)方が良いなと思いますし、

 

お客様が契約書作成に協力してもらえなければ

 

「依頼を受けない」という姿勢も必要そうですね。

 

 

 

そうしないと、

 

 もめ事が発生し、その対応時間を浪費してしまう。

 

 時間の浪費は、他のお客様への対応時間の喪失。

 

 結果、他のお客様に迷惑をかけてしまう

 

ということです。

 

 

 

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