「京橋竹かし」
四季の景を叙情的に京橋にかかる秋月を描写している。京橋は、慶長8年(1603)創架の日本橋と同じころに架けられた由緒ある橋で、この橋にも擬宝珠が見える。東岸には竹問屋が多くあったことから、竹河岸と称された。正月飾り・七夕飾り・竹垣・竹細工など、現在で考えられないほどの需要が江戸にはあった。月に照らされた竹がしの風情を、幾何学模様的に表現されている。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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