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スマホ普及でコンビニから雑誌が消え、カードが増える

皆さんも既にお気づきだと思うが、コンビニの雑誌売り場がどんどん縮小されている。これまで、コンビニの雑誌コーナーと言えば、入り口に面したもっとも目立つ場所に設置されていた。しかし、最近は違う。かつての雑誌コーナーがイートインスペースに改装されるお店が増えてきている。

コンビニにとって雑誌はもはやお荷物なのか

雑誌売り場の縮小・配置換の理由は、スバリ売れないからだ。売場面積の限られたコンビニにおいて、売れない商品を大きく扱う余裕はない。売上と利益に直結しない商品は、淘汰されるのが当然の定めだ。

プリペイドカード売場は拡大の一途

それに比べてプリペイドカードの取り扱いは、増える一方。アップル、グーグル、アマゾン、ライン、任天堂、楽天…様々なカードがひしめく様に陳列されている。最近では駅の小さな売店等でも、これらプリペイドカードが売られている。

ネットとスマホがもたらした流通革命

これらの変化は、全てネットとスマホがもたらしたものである。スマホの普及によって、ひとりひとりが、個人の端末を持つ時代になった。それにより、雑誌や書籍は、電子書籍やメンバーサイトに、ゲームやビジネスソフトは、パッケージからダウンロード&サブスクリプションへと流通チャネルを変化させたのだ。正にネットとスマホがもたらした一大流通革命と言ってよいだろう。

ネット購入の利便性は計り知れないが…失うものもある

私たち消費者にとって、雑誌やソフトをネットで購入する利便性は計り知れない。購入するのに、店に行く必要もなく、品切れの心配もない。いつでもどこでもすぐに購入し利用できる。

しかし、その利便性と裏腹に、「出かける楽しみ」と「運動量」を失った。以前は、本やゲームソフトを購入するために、梅田のヨドバシや紀伊国屋書店まで足を運んでいた。そのついでに、外食や映画鑑賞等を楽しんでいた。また運動不足を補う一つの手段でもあった。

それが、今や…
近くのコンビニで、プリペイドカードを買うだけになってしまった。


これからは、運動不足解消と外出の楽しみを取り戻すべく、神社仏閣めぐりでもはじめようと思案している…