詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

詰将棋鑑賞その9

2019-09-22 01:44:51 | 詰将棋鑑賞
詰将棋看寿賞委員長と詰将棋解答選手権委員長を兼務されてた柳田明全日本詰将棋連盟会長が今年で看寿賞選考委員のほうを退任したとのことだ。その柳田会長の作品を鑑賞してみた。「近代将棋 昭和56年11月号」に発表された作品で「古今詰将棋作家名鑑 四百人一局集」に収録されている。「詰将棋探検隊」にも収録されているので是非入手されたい。詰上がりで盤上が玉以外は同種の駒のみになるのを一式詰というが、「香」でそれを実現するには必ず一枚成香が必要、それまでの発表作には成香が最初から盤上にあったらしく、この作品は初形で成香がない「四香詰」第一号作になったとのことだ。序盤は悩み中盤は順調に行き終盤は余詰がありそうに見え余裕ぶると王様を逃しそうになったが、きっちり29手で詰ました。序盤に角を捨てる時と、後半に香が成る時の感触がいいと思った。この「四香詰」は塚田賞を受賞された。
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