今回は、ボルドーで活躍する日本人醸造家・篠原麗雄氏とボジョレー地方、ピエール・ドレ地区のドメーヌ、ポール・アンドレ・ブロセットがタッグを組んでリリースしたボジョレー・ヌーヴォーをいただきました。
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【ポール・アンドレ・ブロセットとは?/サイトより引用】
ポール・アンドレ・ブロセット社はボジョレーの中央に位置し1710年から300年以上の歴史を持つ家族経営のドメーヌです。
栽培から醸造、ボトリングまでを手掛け、手摘みを主体にで収穫される葡萄は房ごと発酵させます。
親から子へ恵まれたテロワールを活かす伝統的な手法を代々継承しており、ラベルにも刻まれている指紋は、手仕事で造られるワインと親から子へと受け継がれるワイン造りを表す、ブロセットのワインのシンボルマークとなっています。
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■ヴィンテージ/2018年
■種類/赤
■タイプ/ミディアムボディ
■生産国/フランス
■生産地/ブルゴーニュ、ボジョレー、ピエール・ドレ
■生産者/ポール・アンドレ・ブロセット
■原産地名称/A.O.P.ボジョレー・ヌーヴォー
■セパージュ/ガメイ(100%)
■ALC/13%
色調は輝きのある赤みがかったやや濃いめのルビー色。粘性は弱めでさらっとした印象。
香りはラズベリー、ブルーベリー、イチゴ、チェリーの果実香と牡丹、バラ、ゼラニウムや甘草、丁子、シナモン、なめし皮等の芳香が感じられます。
味わいは生き生きとしたフレッシュな果実味と程良い伸びやかさを感じるキュートな酸味から、少々のビター感を含んだしなやかなタンニンのフレーヴァーが広がり、余韻にはそれらのニュアンスが一体となったフローラルなテイストが短めながらも口中に残ります。
ヌーヴォーらしいとてもシンプルでチャーミングな味わいの中にボルドーチックな渋みもほのかに感じさせてくれるところが、ボルドーの造り手の真骨頂といったところでしょうか? 他のヌーヴォーとはちょいと一線を画した味わいでした。
さて今年も30アイテム以上のヌーヴォーを試飲させていただきましたが、日照時間に恵まれたということもあり、昨年に負けないくらいの糖度を感じる出来栄えでした。
それと面白かったのは…造り手さんによって、それぞれの味わいに個性を感じるアイテムが今年は特に多くなった気がしました。
かなりのマンネリ化が懸念されるヌーヴォーですが…来年は是非数アイテムいただくことをおススメします。このトレンドなら、新たな発見があるかも知れませんね。笑
☆ 78+ pt ☆