KONASUKEの部屋

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ナミアオハムシダマシ赤銅型20200515

2020年08月02日 | コウチュウ目
ナミアオハムシダマシの赤銅型と思われます。

アカハムシダマシと迷いましたが。
「今井正一とE-アシスト」によると、「背面から見て腿節は一様に黒~黒褐色」とあるので、この個体には当てはまらないと思います。
アカガネハムシダマシは、「ほぼ糸魚川ー静岡線以西の本州と九州北部に分布」となっているので除外。

消去法でナミアオハムシダマシの赤銅型としました。

ただ、ナミアオハムシダマシは、「体背面は基本的に金緑色、関東南部でごく稀に赤銅色~銅緑色。」とあるのが若干、気にかかる。
また、原産地は関東南部低地とのことで、この表日本型(東北、関東、東海などの太平洋側)は、
「肢や触角の黄褐色部は広く、腿節先端部のみが狭く黒色で強い緑色の金属光沢がある。」
とあり、この点はこの個体には当てはまるだろうか?
裏日本型(東北、北関東、中部地方などの日本海側)の
「肢や触角は黒色部が広く、腿節基部の黄褐色は狭く」
はどうだろう?
何か、触角は表日本型に近く、腿節は裏日本型に近い気がする。
裏日本型に、赤銅型はいるのだろうか?

まぁ、アオハムシダマシの分類は、今後も研究が進んで行くと思われるので、いつか、タイトルの変更もあるかも知れません。

分類:コウチュウ目ゴミムシダマシ科ハムシダマシ亜科
体長:9~12mm
分布:本州、四国、九州
  平地~低山地(やや山地性)
成虫の見られる時期:5~8月(年1化)
         幼虫で冬越し?
エサ:成虫・・・クリ、コガクウツギ、アカメガシワ、リョウブなどの花粉、花の蜜
  幼虫・・・朽木
その他:金緑色の金属光沢を持つ。
   関東南部でごく稀に赤銅色~銅緑色の個体が見られるという。
   触角は2節まで黄褐色、先端に向かい暗色となる。
   脚は腿節基半が黄褐色、腿節端半と脛節は体色と同様。
   各種樹林と林縁の草上・樹上で見られる。
   昼行性で、各種の花で見られ、白~薄黄色の小さな集合花を好む。
   普通種で個体数も多い。
   ♀は森林内の薄暗い湿った朽木の中などに産卵すると言われる。
参考:かたつむりの自然観撮記
  虫ナビ
  TAKAO 599 MUSEUM
今井正一とE-アシスト

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2020-08-03 06:59:35
赤く光って綺麗な色です。ゴミムシダマシ科ですか。玉虫厨子同様に、小箱に貼られてもと思いました。この虫も生きているのに不遜なことをです。
kazuyoo60さんへ (KONASUKE)
2020-08-04 23:13:58
コメントありがとうございます。
キレイなものを手元に置きたいという、少々残酷な欲求は、誰しもある程度、あるものかも知れません。
実際にやるかどうかは、ともかくとして。

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