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ラファエロのスタンツェはオーディオガイドでわかりやすく詳しく説明されていて私でも理解できました。

 

アレクサンデル6世(ロドリーゴ・ボルジア)が死去するとピウス3世が選出されるも26日間で死去し、ユリウス2世(ジュリアーノ・デッラ・ロヴェーレ)が即位、アレクサンデル6世の使用した部屋を嫌いその真上の3階にニコラウス3世と5世が使用した部屋を居室に定め改装しました。

 

4つの部屋のボールト天井の装飾を任されたのはペルジーノ、ペルッツィ、ソドマ、ブラマンテなどイタリアの地方から来た芸術家たちでした。

 

ブラマンテは同郷のラファエロをヴァチカン連れていき署名の間の装飾にあたらせると教皇はいたく気に入りピエロ・デッラ・フランチェスカとバルトロメオ・デッラ・ガッタ、ルカ・シニョレッリにすでに描かせていた他の部屋の壁の絵を消してラファエロにすべての部屋の装飾を依頼しました。

 

ラファエロは25歳の1508年から亡くなる1520年までほぼかかりっきりになり、残りは弟子たちが1524年完成させました。

 

第3室「署名の間」

ユリウス2世の書斎兼図書室で後にレオ10世は音楽の間として使用しました。「恩寵と正義の署名会議」(裁判)が行われたので署名の間と呼ばれています。ラファエロが最初に手掛けた部屋で3年かけて完成しほぼラファエロ自筆ではないかと言われています。

天井

メダイヨンは四つの学問の人的寓意像。神学、哲学、正義、詩。
 
壁は真善美という3つのカテゴリーで人間精神の理想的秩序を表現しているそうです。

真は「聖体論議」の中で明らかになった理性的真実としての「アテナイの学堂」で、善は美徳と法に分けられて、詩は「パルナッソス」で表現されているそうです。こういうのは私には理解不能です。

「アテナイの学堂」

古代の思想家哲学者科学者、背後の建物はブラマンテ案のサンピエトロ大聖堂。サンピエトロ大聖堂は完成まで100年以上かかりブラマンテ&ユリウス2世の集中式からラファエロ、ミケランジェロ、マデルノ&ウルバヌス8世と建築家と教皇によりいくつかプランが変わりました。

自由七芸を表現していて文法と算術(アポロンとミネルヴァの像による)音楽(左のグループ)幾何学と天文学(右のグループ)修辞学と弁証法(上段)で分かれているそうです。

中央ティマイオウスの書を持ちンドロス大王、女性は哲学者ヒュパデア。ブドウの葉を頭に載せ読書するエピキュロス、大きな書物に書き込みをするピュタゴラス。前面肘をつき考え事をするヘラクリトス、階段で寝転がるディオゲネス。右がコンパスで幾何学模様を図るエウクリデス、天球儀を持つゾロアスターと地球儀をもつプトレマイオス。

ラファエロと同時代の人々をモデルにしていて、プラトンはダヴィンチ、ヘラクリトスはミケランジェロ。エウクリデスは師匠ブラマンテ、ヒュパデアはラファエロの恋人マルゲリータ。

エウクリデスの襟に「RVSM」とラファエロの署名と思われるものがあるそうです。

右から2番目ベレー帽の画家として登場のラファエロ。コンパスをもってるのがブラマンテで襟後ろに署名入り。
「聖体論議」

ヴァザーリが間違って解釈したため聖体論議と呼ばれていますが実は宗教の勝利を表現しているのだそう。下は神学、博士からなる教会の戦士たちで2本の対角線上に配置され真の中心である聖体拝領に参加しています。中央上部にキリストが座視し左右に聖母マリアと洗礼者ヨハネ、その上に父なる神、そのその下に聖霊を象徴する鳩がいて三位一体を表しています。半円の雲の上に旧約聖書の新約聖書の義人たちと聖人たち。下はユリウス2世に似た聖グレゴリウスとフラアンジェリコ、サヴォナローラ、ダンテ、ブラマンテ、教皇の甥で教皇軍司令でウルビーノ公フランチェスコ・マリア・デッラロベーレがいます。3人教皇冠を被った人物がいます。

「枢要徳と対神徳」

勇気、賢明、節制の枢要徳の女性擬人女性と信仰、希望、慈悲対神徳を表現するクピド。

「パルナッソス」

ハープを奏でるアポロンの周りにホメロス、ダンテ、サッフォー、アリオストなどの詩人たち。

 

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