ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

『帝国の慰安婦』から学ぶ

2018年11月21日 | 研究・書籍

韓国政府「慰安婦財団の解散進める」 日本は反対伝える(gooニュース)

韓国政府が「慰安婦財団の解散進める」ですって!「徴用工」が思うように行かず、再び「慰安婦」で難問を蒸し返そうというのでしょうか・・

これまで日本と韓国が和解のために知恵を出し合って進めてきた「癒やし財団」をいとも簡単に解散に追い込むというのは、何か意図が隠されているのでしょうか。なぜに、ここまで日韓のあつれきを深め続けようとしたいのでしょうか。

そんな人ばかりではないと信じたい。わからないことばかりではありますが、韓国内にもこうした厳しい事態を冷静に見て困惑している人たちも潜在的には少なからずいらっしゃる、と思いたい。真理は常に少数派からです。

もう2年も前になりますが『帝国の慰安婦』(朴裕河著)を読みました。慰安婦問題について、はかなり客観的に研究された良書との感想をもっています。

「強制連行か国民動員か」「からゆきさんから慰安婦へ」「被害者でありながら進んで愛国者となった彼女たちは準日本人として帝国の一員であった」。朴裕河さん=写真=の視点はするどい。私がとても共感したのは「戦争に動員された全ての人々の悲劇の中に慰安婦の悲惨さを位置付けてこそ」との見方。


日韓両国とも、いまだに旧日本兵の吉田清治の誤ったヨタ本の引用がまだ独り歩きし踊らされているように感じます。『帝国の慰安婦』本を書いた朴裕河・世宗大学教授は当初、韓国内では猛烈に非難され在宅起訴までされました。学問の自由、研究の自由さえ損なわれるところでした。

「日韓がナショナリズムをぶつけ合うのではなく、それを超えた和解が必要だというのが朴裕河さんの一貫した主張でもある」と朝日新聞の社説(2017.1.27)

またまたおかしな雲行きになった今、もう一度朴裕河さんの本を読み直してみようと思います。

 

帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い
朴裕河 著
朝日新聞出版

 

 

 

ピアノ路上ライブー韓国の女子大生

 

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