しんまい先生の徒然日記

剣道を通じて、子ども達と共に修練を積み重ねた日記・記録です♪

4年ぶりの投稿

2022-12-01 15:35:37 | 日記
2022年12月1日(木)

とうとう2022年も師走に突入しました。

この4年間、コロナの影響で、試合や大会、錬成会、懇親会、合宿、等々のイベントが殆ど中止となり何だかショボーンでしたが

少しづつ開催されるようになって、今までの活動出来る有難みをひしひしと感じました。

そのため、私自身の修行に明け暮れ(っと言っても大してやってませんがw)

2年前に7段昇段と今年は、教士を頂きました。

4年前のブログを読み返していると、情熱が空回りw

今は、50歳になり、歳を取って少し丸くなったように思います。

子ども達が上手く出来なくても、集中してなくても、稽古をやりたくない素振りを見せても、ニコニコしています(^_-)-☆

子どもってそんなもんなんです。面白い事を言うと反応しますが、きつい事や同じことを繰り返す動作をさせると、すぐにカラータイマーがなって

心はどこか遠い彼方の惑星に行ってしまいますwでも、面白い事を言うと直ぐに戻ってきますwww

その繰り返しですね。ある剣道経験者の若いお父さんが我が子をきつく叱っていましたが、それを見て「以前の自分と似たところがあるなぁ〜」って

思って、そのお父さんに諭すようにお話しました。そのお父さんは「ハッ!」って顔して私の話を理解して頂きそれからの子どもさんへの対応が

ガラリと変わりました。←良い意味で。

今日も稽古があります。子ども達の人数も随分と少なくなりました。

少ないながらも、基本動作を中心とした稽古で寒さに負けず頑張りたいと思います。

最近、時間を見ては、ちょっとした剣道漫画を描いています(一応、芸術学部卒)いつかお披露目出来たらなぁ〜っと思ってます(^^)/

指導者として感じた事

2018-09-21 09:25:13 | 日記
9月20日(木)稽古に取り掛かる前準備(モップ掛け、ランニング、準備運動)も、いちいち言われなくて出来るようになってきました。

前回の稽古で話をした内容は、「自立心を持つこと」です。

今から行う事、そのためには何をどうしなければ行けないのかを考え行動に移す。

その中で効率よいく行うにはどうすれば良いかの工夫が生まれて来ます。

それらが、日常、稽古、勉強などで役に立つ事でしょう。


さて、稽古ですが、錬成会と試合直前なので意識するように話をしました。

声出し、切り返し、基本稽古法を終えたところで試合稽古を行いました。


試合稽古では、「足を崩さない」「相手の懐に飛び込む気持ちで打つ」「間合いが切れたら先に詰める」を意識させますが、なかなか思い通りにならない。

思わず怒鳴ってしまいました。


怒鳴る・・・・最近、怒鳴ってばかり・・・・

怒鳴りに気迫がこもって鬼の形相だと自分でも思うくらい。


子ども達が畏縮してます。

ダメですね。。。。



最近、巷では指導者の在り方が話題になっていますし、行き過ぎた指導者は叩かれてます。

暴力、体罰、賄賂、利権、派閥、非スポーツマン行為、セクハラ、パワハラ・・・・etc


私もこのまま行くと↑上記のパワハラになりそう。。。。

以前は、「こうやってすれば、お前はもっと良くなる!!」と言う気持ちがこもっていましたが、最近は「何で何回も同じ事を言わせるんだ!!やる気があるのか!!」っと言う気持ちになっています。


「強くなりたい。」


みんな思っている事です。

強くなる方法は、大人は論理的に知っています。

「強くさせたい。」

指導員は皆、思っている事です。

では、何のために強くさせたい?

道場の名誉のため?指導員の評価のため?



「強くなりたい。」「強くさせたい。」は車輪で言う両輪です。

片方の車輪の回転だけ速くては前に進みません。

今の状態は私だけがガンガン回転している状態です。。。。

もっと自分の指導を見直さないといけません。

これが私の修行です。


田川少年玉竜旗

2018-09-10 10:24:12 | 日記
9月8日(土)雨の中、田川少年玉竜旗に参加しました。

先ずは、中学生女子の個人戦、続いて団体戦です。

結果は

田子森 2回戦敗退

伊藤早 1回戦敗退

古野  パート決勝まで進みましたが惜しくも敗退。

団体中学生 1回戦敗退

小学生A  1回戦敗退

小学生B  1回戦敗退


まぁ、こんなものかな?

いやいや、もっと出来たでしょ!!あなた達!実力出し切ってないでしょ!!!


家に帰って、色々考えました。

勝たせきれないのは指導員の責任ですが、勝てないのは本人の責任です。

今回は、両方の責任でした。


そこで、ギューーーンと子供たちの感覚まで目線を落としてみることにしました。

●試合慣れしていない、うちの子達は、会場の人数の多さに圧倒される。
●みんな強そうに見える。(勝手に相手を過大評価)
↑それだけで、頭が真っ白になる要素十分
●負けたくない。打たれたくない。
●良い結果を残したい。

そんな事を考えていると、心臓はドキドキ、筋肉は緊張、関節はギシギシ。

そして試合が始まると
●相手が素早く見える。(相手がよく見えていない)
●打って行ったら打ち返されるかも、、、出鼻を打たれるかも、、、(相手を過大評価)
●声が出ない、体が重い、竹刀が重い、

結果
●手元が上がる。
●足が止まる。
●間合いが分からない。
●相手が打って来たから合わせて打つ。
●手数が出ない。


分析は終わりました。それでは、今後の対策は?

●根性稽古の再開でさらに厳しく。
●試合数を増やす。
●稽古日数を増やす。

要は、相手の懐に飛び込む勇気(度胸)が無い!!!!!それだけ!!!!!!





強いとは Part2

2018-08-09 10:21:44 | 日記
8月9日
根性稽古の終わり、猛暑の中、熱中症に用心しながら稽古を行っています。

ホントに恐ろしい暑さです。

しかし、気弱なままでの稽古も危険ですので、「暑さに負けずしっかりと声を出しなさい!」と叱咤してます。

20分稽古して10分休憩。無理は禁物です!!


そこで、前回からお話している「強いとは」の本題に入りたいと思います。


最近の少年剣道を見ていて思うことがあります。

先ずは、「試合に勝たせたい」と強く思う保護者が増えた事。

試合に勝つ=強い

↑ですかね?


小中学生の頃、ここら辺地域でNo1だった子が、そのまま大人になっても立派な剣士になっている姿を見たことがありませんし、むしろその逆で、中学で辞めたとか、高校ではレギュラーにもなれなかったとか、剣道は続けてない等そんな話の方が多いですし、ひどい時は、「俺、小学校の時、個人戦で優勝したんだ!」や「中学生の時県大会まで行ったんだ!」など過去の栄光をひけらかす方々を見ます。

「へ~強かったんですね!」(だから?)としか言いようがないwちょっと悲しいです。

何でやめたんだろう?もったいないなぁ〜っと思った記憶があります。


今は、勝てなくても全く焦る事も、劣等感を感じる事もありません。

ですが!「悔しい、いつか必ず、今に見てろ、」の心は持ち続けて欲しいと思います。

大切なことは、「自分を信じて続ける事!!」「仲間や先生たちと楽しくやる事!!」です。

それが強くなって行く秘訣ではないでしょうか。


そして、真に強い子は、何でもきちんと出来ています。

行動、受け答え、挨拶、返事、、、もちろん試合も礼儀正しいですし堂々とやってます。まぁ日頃の態度が試合やその人の剣風に出るんですけどねw

そんな子を見てると、良い育ち方してるなぁ〜って思います。


その子の取り巻く環境と本人の意思が、色んな事柄の「結果」に大きく左右されると思います。

それが、どのように作用すれば、良い結果に導かれるのか???永遠の課題かもしれませんねw

強いとは!!、、、も、永遠の課題ですねw


だから、目先の試合の勝ち負けなどにこだわらず、大局を見て人間的に強い心を持った子供たちを育てて行きたいと思っています。

強いとは

2018-05-02 08:52:46 | 日記
5月2日久しぶりの投稿です。

ここ最近感じる事。。。

指導始めたばかりの私(30代前半)は、試合に勝たせる事を念頭に置いて指導をしておりました。それは、試合に勝つと子供たちや親が喜ぶからです。

試合に勝ったり負けたりしながら自分の得意不得意を知り、喜びと悔しさを交えながら成長して欲しいと思いました。

しかしながらその頃の私は、新期生(初心者)の担当で試合に出る子たちの指導には直接関わっておりませんでした。

初心者を教える私の使命は「基本を正しく身に付けさせ無駄のない体捌きや打突が出来るようになる準備」でした。そうすれば、試合でも苦労する事無く良い結果が得られると思っておりました。

そして、もう一つは、試合になかなか勝てない子でも、「益富の子たちは姿勢や打ち方が綺麗だね~」と言ってもらえるからです。

しかし、そんな簡単に結果が出るはずもありません。

しっかりと基本を教えた子も私の指導から卒業して、道具を着けての稽古になるとガチャガチャになるのです。

それは、次の担当の指導者が悪いのでなく、「打ちたい、打たれたくない」の心の作用と「楽な姿勢や自分勝手な構え」言わば、心の緩みによるものだと思いました。

わが道場は週2回の月・木です。木曜日が終わって土日を挟むとそれまで教わった事はリセットされ体や心に剣道があまり残っていない、言わば「3歩進んで2.5歩下がる」状態です。

0.5でも前進していれば良いと思いますが、たまに3歩進んで4歩下がってる子もいますw

それともう一つ、他道場と合同稽古で、知らない子と試合稽古する時、臆するんです。「打ちたい、打たれたくない」の心の作用です。


今現在は、私が上級生の担当をしております。担当して3年目になりますが、技の稽古から心の稽古に変化して行ってます。

心の稽古とは、元気な挨拶、歯切れのよい返事、機敏な行動を心がけ、「甘えない、泣かない、諦めない」を合言葉に稽古に打ち込む。

只今、根性稽古真最中です!!

つづく