備忘録として、世界の穀物需給についてアナウンスをしています。
全体の需給見通しは「生産量は消費量を下回る見込み」。
全体の需給見通しは「生産量は消費量を下回る見込み」。
出所:農林水産省大臣官房食料安全保障課国際需給動向把握担当
米国農務省、9月12日(現地時間)
2019/20年度の5回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関する需給見通し
-2019/20年度の穀物の生産量は消費量を下回る見込み-
世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量 26億5,619万トン(対前年度比 1.2%増)
(2)消費量 26億6,577万トン(対前年度比 1.2%増)
(3)期末在庫量 7億9,540万トン(対前年度比 0.7%減)
(4)期末在庫率 29.8%(対前年度差 0.8ポイント減)
《主な品目別の動向》
〈小麦〉
世界の生産量は、豪州のニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州で2年連続の乾燥となったことやカザフスタンで生育状況の悪化から下方修正されるも、EU 等で上方修正されたこと等から前年度を上回る見通し。
世界の生産量は消費量を上回り、期末在庫量は前年度より増加する見通し。
(1)生産量 7億6,553万トン(対前年度比 4.7%増)
・EU、ウクライナ、米国、インド等で増加、カザフスタンで減少
(前月に比べ豪州で下方修正)
(2)消費量 7億5,626万トン(対前年度比 2.8%増)
(前月に比べ豪州で下方修正)
(2)消費量 7億5,626万トン(対前年度比 2.8%増)
・EU、中国、インド、米国等で増加
(3)期末在庫量 2億8,651万トン(対前年度比 3.3%増)
・中国、インド等で増加
(4)期末在庫率 37.9%(対前年度差 0.2ポイント増)
(4)期末在庫率 37.9%(対前年度差 0.2ポイント増)
〈とうもろこし〉
世界の生産量は、米国で単収の下方修正から減産となること等から前年度を下回る見通し。世界の消費量は前年度より減少する見通し。
世界の生産量が消費量を下回ることから期末在庫は減少する見通し。なお、米国では、生産量は下方修正されたものの、バイオエタノール向け需要の下方修正により期末在庫量は上方修正され、期末在庫率は15.5%とわずかに上方修正された。
(1)生産量 11億488万トン(対前年度比 1.5%減)
・南ア等で増加、米国、中国等で減少
(前月に比べ米国で下方修正)
(2)消費量 11億2,816万トン(対前年度比 0.4%減)
・南ア等で増加、米国、中国等で減少
(前月に比べ米国で下方修正)
(2)消費量 11億2,816万トン(対前年度比 0.4%減)
・中国、ブラジル等で増加、EU 等で減少
(3)期末在庫量 3億627万トン(対前年度比 7.1%減)
・中国、米国等で減少
(4)期末在庫率 27.2%(対前年度差 2.0ポイント減)
(4)期末在庫率 27.2%(対前年度差 2.0ポイント減)
〈米(精米)〉
世界の生産量は、インドと米国での下方修正等から前年度より減少する見通し。
しかし、世界の生産量は消費量を上回り、期末在庫量は前年度より増加する見通し。
しかし、世界の生産量は消費量を上回り、期末在庫量は前年度より増加する見通し。
(1)生産量:4億9,422万トン(対前年度比0.9%減)
・インド、中国等で減少
(前月に比べインドで下方修正)
(2)消費量:4億9,329万トン(対前年度比0.8%増)
(3)期末在庫量:1億7,273万トン(対前年度比0.5%増)
・中国等で増加
(4)期末在庫率:35.0%(対前年度差0.1ポイント増)
・インド、中国等で減少
(前月に比べインドで下方修正)
(2)消費量:4億9,329万トン(対前年度比0.8%増)
(3)期末在庫量:1億7,273万トン(対前年度比0.5%増
・中国等で増加
(4)期末在庫率:35.0%(対前年度差0.1ポイント増)
2.世界の大豆需給の概要(見込み)
世界の生産量は、前年度減産となったブラジルで史上最高となるも、米国で単収の下方修正から減産となること等から、世界の消費量は前年度より減少する見通し。
世界の生産量が消費量を下回るため、期末在庫量は前年度を下回る見通し。
世界の生産量は、前年度減産となったブラジルで史上最高となるも、米国で単収の下方修正から減産となること等から、世界の消費量は前年度より減少する見通し。
世界の生産量が消費量を下回るため、期末在庫量は前年度を下回る見通し。
(1)生産量 3億4,139万トン(対前年度比 5.7%減)