巨大ヒロイン・コミック計画

3DCGを使ってデジタルコミックの電子書籍化をめざすブログ

特撮ヒロインのAV制作環境がうらやましい!?

2018年08月21日 14時08分18秒 | 創作雑談


久しぶりに今日は夏に舞い戻り、酷暑な日になりそうですね。
皆さん、体調にお気をつけください。


さて……。

私の3D作業は、本当に最近はのんびり……。
チョコチョコとやっては、休憩の繰り返しです。



顔のシェーディングテスト。






顔の表情を動かすために、実験的に独自色を出してみた顔のリグ。



こんなような作業をチョコチョコと進めていました。



そんな作業の途中に……ふと、唐突に昔の知人のことを思い出しまして。


(今どうしてるのかなぁと……)


ちょっと気になり始めたら、止まらない。
人間って不思議なものです。
いったん知りたくなると、どうしても知らないといけないような使命感(?)に迫られるんですね。

検索してもヒットしないだろうなぁと思いつつもダメ元で、その人の名前を入力して検索してみたら……なんと、ヒットしました。


特撮ヒロインのAVに出てたのです!!!


思わず仰け反り、本人かどうかちゃんと確認しようと、さらに画像をあさりまして……そこから、GIGA(ギガ)という特撮ヒロイン専門のAVメーカーのホームページに行き着きました。

――な、なんですか、ここは!?(笑)

いや、今までツイッターのTLとかでそれらしい画像が流れてきて、存在そのものは知っていたんですが、その本丸というか、本拠地にたどり着いたのはこれが初めてでした。

そのホームページ上には、著作権ギリギリのスーパーヒロインたちのAV作品がずらりと並んでいたのです!
しかも「パチもん」「海賊版」などと呼ぶのは失礼なほど、ちゃんと作ってあるのです!
驚きました!

どれも気合い入れて作ってあって、本物と肩を並べそうな勢いというか……いや、本物に追いつこうとして頑張ってる様子がヒシヒシと伝わってくる! そんなホームページなのでした。

すごいですねー、こんな世界があったなんて……。

ありとあらゆる、いろんな種類の特撮ヒロインが作られてありました。
私はそれらメイキング画像や作品スチールを数年前のものまで遡って眺め、時間を忘れて堪能してしまいましたよ。

眺めていて感じたのは、たかがAVとバカにせず、手間暇かけて作っている姿勢に好感が持てたことでした。
作ってる側も演じてる側も、実に楽しそうです。

昔は、日活ロマンポルノで新人監督たちが「エロを入れれば客が入る、あとは自分たちの好きな事をやっていい」とばかりに、映画監督としての才能を開花させた時期がありました。
そのあとは美少女ゲームの世界でも同じことが起こりました。
「エロシーンさえ入れておけば、あとは自分のやりたかったストーリーを書ける」と、若手のゲームシナリオライターたちが小説家としての才能を開花させていったのですね……。

それが今度は、特撮ヒロインの世界で起きているのかと思わせました。
だって、GIGAの作品紹介を見ていると、AVなのにストーリーや特撮シーンのほうが、あきらかに比重として多そうな雰囲気なんですもの(笑)。
特撮や怪獣や等身大アクションやら、本家の番組には勝てないとしても、たとえ少しチープでも好きな事をやる――いや、笑いたかったら笑ってくれ。オレたちは、私たちは、これが好きで心底やりたかったんだ! そんな魂の響きが聞こえてきそうです。


(世の中、開き直りが大事なのですね……)


その開き直りを受け入れることでスタッフや監督も楽しそうだし、また出演しているAV女優もノリノリに乗っています。たぶんセーラームーンやプリキュアで育った世代の女優だから、憧れのヒロインになれた、衣装を着られて嬉しい、サスペンスあふれるストーリーで芝居していて楽しいという、そんな彼女たちの声が聞こえてきそう……。
もちろん、私の昔の顔馴染みの人も、その数々の画像の中で活き活きとしていました。どの人かは、ここでは伏せますが……。


そして……それらの雰囲気を見ていて、私は急にうらやましくなっちゃいました。
楽しそうな環境を手にできて、うらやましいなと素直に思ったのです。

制作ブログを読むと、毎月毎月新作を作っていて、ネタが止まらないって感じ……。
(この活発な雰囲気ですね、私が特にうらやましかったのは……)

私は病気でそんなことにチャレンジできないし、1本の作品を完成させるのに何年もかかっている……漫画版「ウルティマ・ゴッテス」の第1話を完成させたあと、何年もかかって「たった、これだけしか出来ないの!?」と、初めて現実(自分の限界)に気づいて呆然としてしまいました。

越えられない壁と言いますか、私もGIGAさんの制作環境のようにバンバン作品の物語を進めて、女優さん男優さんに演じてもらってドラマを完成させ、エロも入れておいて売り上げを確保する、なんていう……そういうことが出来ない不器用さ、開き直れないプライドの高さ、自分でそんなことをやれる方法論も見つけられない未熟さ……様々なことに、徐々にあせりを感じ始めているのです。

現在の私が、漫画版の第2話の作業に意欲的でなくなっている理由は、そんな長期に及ぶ制作体勢への不満、それは作品完成の達成感を頻繁に味わえないお預け感……こんなところにありそうな感じがします。
その不満を抱えて悶々としていたところに、GIGAさんの制作環境を見て、私が抱える不満を解消している様子に刺激を受け、うらやましくなっちゃったんでしょう。

向こうはたくさん作品を作っていて、一方の私は第1話の作品内でまだヒロインを変身させてもいない……。
その差を見つめて、自分で自分が許せなくなっちゃったんでしょう……。そんなこと今さら思っても、どうしようもないというのに……人間って、複雑で困った生き物ですね。
今さら、そんなことで悩み出すなんて……。

果たして自分なりの突破口は、見つけられるのでしょうか……?


GIGAさんの楽しそうな制作現場の写真を眺めながら、私の迷走はまだしばらく続きそうな予感がします。



ではではまた!




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