どうやって誠実なコンサル、施工業者と出会うか | 廣田信子のブログ

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マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
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こんにちは! 廣田信子です。

 

昨日の続きです。

 

では、どうやって「いい建築士(コンサル)」と出会うかです。

 

これは、CCUのフォーラムでは話し足りなかったところなので、

補足したいと思います。

 

 

誠実に力を合わせて大規模修繕工事を成功させよう

と思っている管理組合は、

 

誠実なコンサル、施工業者と出会う確率が高いと思います。

同じようなマインドは引き合うのです。

 

「いい建築士(コンサルタント)を見分ける方法」

というようなマニュアル的なものは、いくらつくっても、

その裏をかくという繰り返しになってしまいます。

 

ただ、出会いの機会を意識的に作ることは必要です。

 

「いい建築士」と出会うためには、

普段から、建築士の方と接する機会を持つようにすることが

一番だと思います。

 

一度、小さな仕事でも、お願いしてみれば、

相手の力量や誠実さは分かります。

 

この人は、ちょっと合わないな…と思うことも

大事な経験です。

 

大きな失敗をしないように、

小さな失敗は経験した方がむしろいいのです。

 

小さな改修工事の相談をしてアドバイスをもらう。

今後の修繕方針を考えるための勉強会の講師に来てもらう。

 

そんなことでもいいのです。

 

もちろん、

専門家に依頼するのに見合う料金を支払って…です。

 

ただほど怖いものはないですから、

そういう権限や予算は理事会が持っているべきです。

 

いろいろなチャンネルで、

いろいろな専門家の方と接することで

選球眼が磨かれると思います。

 

また、そうすることで、

ある特定の専門委員等を介して、

特定のコンサルと深くつながることを

防ぐことができます。

 

というのは、

管理組合側にも、不適切、不誠実な思惑を持って、

大規模修繕工事にかかわる人も残念ながらいるのです。

 

そういう人が仕切っている管理組合のにおいを、

不適切に利益を上げたいと思っているコンサルの営業は、

ものすごく敏感にかぎつけます。

これも引き寄せです。

 

こういう「魔」が入り込む隙をつくらないというのも

管理組合とって大事なことだと思います。

 

管理組合は失敗もするのです。

大きく失敗しないためには、

小さなチャレンジと失敗体験ができることが大事なのです。

 

また、

みんなで力を合わせて大規模修繕工事を成功させる

…といっても、

 

忙しいし、専門的な話は難しくて

お任せになってしまう人たちがいるのも

仕方がないことです。

 

でも、誰にでもできることはあります。

 

実質的なお手伝いができなくても、

頑張ってくれている修繕委員や理事の人たちを応援しよう、

協力しようという気持ちは持っていて、

それを表わすことはできます。

 

アンケートはきちんと期日までに返す。

そこに「いつもありがとうございます」と一言添える。

 

調査や工事で在宅の必要があるときは、

できる限り協力をする。

 

総会で自分勝手な文句を言う人がいたら、

理事会がいかに頑張っているかを

住民目線で発言して応援する。

 

こういうことが当たり前にできるのが、

「いいコミュニティ」が育っていることの価値だと

私は思います。

 

そういう住民の応援が、「魔」を遠ざけ、

いい建築士、施工業者との縁もつなぐのです。

 

 

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