ジャズはアドリブが命よ!とばかり、
指を速く動かして、難しいパッセージを演奏するのが
アドリブと思っていませんか?
私も以前はそう思ってました。
そういう、いわゆるヴィルトゥオーゾ的な聴かせ方もありますが、
フツーの人はそんなに速く指は動かないし、難しいパッセージも
浮かんでこないわけ。で、
自分はダメなんだ〜って思ったりするんですが。
今では違います。
そればかりじゃないと!
指が速く動かなくても、難しいパッセージを弾けなくても、
味わい深い、心から出た音を奏でられるのなら、
それでいいと思います、いや、それがいいと思います。
ダメなのは手癖フレーズのオンパレードで、
コードに合ってない音もお構いなし、とか、
「アドリブ」を「適当に弾く」と自己解釈し、
きちんと弾けないテーマをテキトーな音でごまかして弾く、とか、
「アドリブでテンション入れた」とか称して、
間違えたコード音を奏でるのもダメだと思います。
アドリブってテキトーに音を出してるわけじゃないんです。
速いけど、一音一音歌ってるんです。
訓練で、だんだん速い音を嗅ぎ分けられるようになり、
訓練で、だんだん速く考えられるようになり、
訓練で、だんだん速く弾けるようになった結果だと思います。
大変なことだから、感動するんですね!
ドラムのブラシで、七輪の肉をひっくりがえすT氏。
アドリブってこういうことか??
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