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ソニーFE 20mm F1.8 Gは周辺減光が目に付くものの優れた光学性能【海外の評価】

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Lesnumeriquesが海外で正式発表されたばかりのソニー製交換レンズ「FE 20mm F1.8 G」のレビューを公開しています。

Objectif Sony FE 20mm F1.8 G : tout simplement excellent !

  • 2020年2月に登場したソニーFEレンズで最も画角の広い単焦点レンズだ。APS-Cに装着すると30mmの単焦点レンズとして利用できる。GMasterより下位のGシリーズだが、光学性能は以前として優れている。絞りリングやFnボタンも健在だ。
  • 競合レンズにはタムロン「20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 Model F050」やトキナー「FíRIN 20mm F2 FE AF」、シグマ「20mm F1.4 DG HSM」などが存在する。
  • ここ最近テストしたキヤノン「RF85mm F1.2L USM」などと比べると、明らかにコンパクトなレンズだ。F1.8の明るさと妥当なサイズ・重量を両立している。
  • ビルドクオリティは完璧だ。
  • エレガントでも個性的でも無いが、実用的なデザインである。
  • レンズには5つのコントロールポイントがある。
    ・フォーカスリングは滑らかで使いやすいが、一部の人は緩すぎると感じるかもしれない。
    ・クリック付きの絞りリングはスイッチでデクリック状態に設定することが可能だ。この機構をキヤノンRFレンズも見習ってほしい。
    ・フォーカスホールドボタンとAF/MF切替スイッチもある。
  • 絞り開放から中央は優れているが、周辺や四隅は僅かに出遅れる(しかし非常にに良好だ)。このような広角レンズで驚く特性では無い。
    F4まで絞ると均質性が高まり、フレーム全域でピークを迎える。解像性能はF8まで良好だ。
  • 歪曲収差は良好に補正され、大部分の状況で無視できる数値だ。しかし、0.5%を超えているので少し目障りと感じる場合もあるだろう。陣笠状の歪曲となっているので手動補正は難しい。
  • 色収差をとても良好に補正している。
  • 周辺減光は比較的目立つ。絞ると影響は小さくなるが、解消することは無い。
  • ボケはとても良好だ。口径食の影響は非常に小さい。
  • オートフォーカスはとても静かで高速だ。ブリージングの抑制は完璧と言えないが、実写であまり問題となることは無いだろう。

抜群に優れた光学性能だ。ビルドクオリティに問題は無く、豊富なコントロールポイントを備えている。とてもおススメできるレンズだ。

長所:良好なビルドクオリティ・防塵防滴・小型・デクリック対応絞りリング・Fnボタン・開放から優れた光学性能・応答性の高いAF

短所:絞り開放で均質性の欠如・手ぶれ補正なし・全ての絞り値で周辺減光・わずかな歪曲収差

Lesnumeriques:Objectif Sony FE 20mm F1.8 G : tout simplement excellent !

とのこと。
Imatestを使った光学性能テストはLesnumeriquesが初めてとなりましたね。広角レンズらしく開放の均質性が欠けていますが、撮影距離が近いので無限遠は違った結果となるかもしれません。とは言え、1?2段ほど絞ると全体的にとても良好な結果となっています。

個人的に驚いたのが玉ボケ。非球面レンズの研磨状態が良いのか、広角レンズとしてはとても滑らかで綺麗な描写です。さらに口径食の影響が小さく、四隅まで玉ボケの変形が小さいのは凄い。「G Master」シリーズでは無いですが、クオリティはそれに近いように見えます。

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