昨日の続きです。
カラーセラピーには科学的・心理学的な面と、神秘主義的な面の両方があります。
科学的なほうだけだったら、医療などもっと広い分野で受け入れられたかもしれません。そうでないのは、神秘主義・スピリチュアルな側面があるから。やはり、うさん臭いと思う方もあるでしょう。
じゃあなぜ、スピリチュアルな部分を入れているのか?です。
何かわからないことがあるときに、人には二つのパターンがあると言います。
1. わからないから知ろうとする、考える
2. わからないから、何かの教えを信じる
1は科学的な立場、2は宗教的・スピリチュアル的な立場です。今の世の中、多くの人はふだん、1の立場でいるでしょう。
問題は「なんで生きているんだろう?」「人生の意味は?」のような、科学で答えられない問いが浮かんだとき。
信仰がある人は教義に沿えばいいですが、特定の信仰をもたない人にも寄り添えるのが、いわゆるスピリチュアルなんでしょうね。
「願えば叶う」引き寄せの法則や、「苦しみにも意味がある」カルマの法則など、人生に意味を与えてくれる物語が、時になぐさめになることもあります。
カラーセラピーでいえば、たとえばこんな表現がスピリチュアル的です。「ブルーがたくさん出ているから、聖母マリアのような愛をもっていますよ。眠っている愛を目覚めさせてくださいね」。「レッドは戦いの神マルスの色ですよ。あなたは問題に立ち向かっていく勇気をもっているんです」。
色と聖母や神話の関連は、科学とは関係ない、カラー界の設定で、信じたくなければ信じなくていい話です。でも、その物語から励まされる人がいるなら、それはそれで使っていけばいいじゃない?ということ。
大事なのはバランスですね。考えてもわからないときは、物語的な何かを信じてやってみるのもいいでしょう。でも、言われたことを盲目的にやるのをお勧めしてるわけじゃないんです。自分で考えていただくのも必要なんですよ。
昨日の夕焼け。美しかった。
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