GW2日目の4月29日のこと

伊豆イチするか、アワイチするか
それともビワイチするか悩んだままの私たち
 
ビワイチはすでに経験しているので
アワイチと伊豆イチを徹底調査します
 
アワイチに関しては
身近なブロ友さんの記事を読めば
私でも走りきれるのが想像できますが
 
伊豆イチがどんなコースなのか全くの皆無
 
少し前にsliverさんの伊豆ライドの記事を読んで
楽しそうだなぁ…と思ってたのに
 
伊豆イチ経験者のブログを読んでみると
皆さん口を揃えて「登ってるか下ってるかで平坦がないコース」という表現
 
私には完走できる気がしませんガーン
 
 
そこで、主人からこんな提案が
伊豆イチはハードだから
下田まで走って折り返しは電車に乗って帰ってこよう!と
 
後で知ったのですが
下田からはサイクルトレインも出てるので
輪行キットがなくてもロードバイクと電車に乗ることができるんですね
 
下田から帰るときに
海に沈む夕日がみれたりするかなルンルン
 
なんて話したら
夕日は西伊豆に行かないと見れないと言われちゃった
(そりゃそうだよね…)
 
太陽は東から登って、西に沈むのは小学生でも分かること滝汗
下田を走る東伊豆コースでは夕日は諦めるしかなさそう
 
んーえー?何としても夕日が見たいなぁ
 
 
ということで、コースを検索しますが
西伊豆はどちらかというと上級者コースのよう
 
ゴールデンウィークで車も増えるだろうし
無理なコース選択をして
帰れなくなるのも怖い気がして
もう、不安しか感じなくなってきました
 
「明日、アワイチでもいいよ…」
と弱気発言をして、眠りにつく私
 
でも翌朝、目が覚めると
せっかく走るならチャレンジしたいと
伊豆を走ることに決定
 
コースは、西伊豆にも東伊豆にも行けちゃう
よくばりな南伊豆コースにしました
ただし、出発したら最後
自分の脚で帰ってくるしか選択肢のないコースです
 
ゴールは東伊豆なので
時間的に夕日が見れるかは微妙だけど…w
 
 
出発地点は、河津町観光協会
そこまではドライブ旅行な感じです  
まずは、道の駅伊豆ゲートウェイ函南に立ち寄りました
 
 

 

 

 
伊豆ゲートウェイ函南は
サイクリングロードとエレベーターで繋がっているとのこと
道の駅内にはスポーツバイクのレンタルをしてくれる自転車カフェもあったりと
これから伊豆を走るサイクリストの拠点となるであろうこと間違いなしの設備が整っています
 
すでにサイクリストの姿がチラホラとキョロキョロ
 
ダストボックスも自転車押しのデザイン
 
 
 
もう南伊豆なんていう無謀なチャレンジはせず
ゲートウェイ函南から
楽しいポタリングにコース変更しても良い気分ですが
 
有料道路を抜けて、伊豆の国市へ
 
 
出発地点に予定している河津町を目指しつつ
せっかくなので、途中の観光スポット
浄蓮の滝に立ち寄ります
 
 
駐車場に車を停めて
少し急な階段を降りていくと
ワサビ田と共に立派な滝を目の前で見ることができます
 
 
 「天城越え」の歌詞にも登場する浄蓮の滝には
多くの観光客が訪れていました
 
この時すでに
時計の針は11時を指そうとしています
すっかり旅行気分を満喫し
もうロードバイクには乗らなくてもよいような…うーん
 
いえいえ、ちゃんと走り始めましたよ上差し
 
お目当ての海沿いのごはん屋さんが混んでいて
食事提供までに1時間かかると言われ
美味しそうな匂いに
うしろ髪引かれながら
お腹をグゥグゥ鳴らしながら、再スタート
 
 
しばらく走ってたどり着いた
iZooで腹ごしらえ
 
 
 
伊豆らしいものを…ということで
生シラス&桜エビ丼をもぐもぐ
 
 
走り出す前の充実感と走り出し早々のランチに
まだ7kmしか走ってないのに
この時点で、ずいぶん長く走ってきたような気がしてます
 
道の駅 "開国下田みなと"では
きんめコロッケを主人と半分こ
 
 
かじった後の写真でスミマセンアセアセ
 
 
ほくほくのジャガイモにキンメを混ぜ込んだコロッケでしたが
キンメダイのフィッシュ味が
しっかりと味わえて美味しかったぁ照れ
 
そして、下田といえばペリー
ペリー艦隊来航記念碑の前で記念撮影です
 
 
車では走れない海沿いの道を選び
伊豆の最南端の際々コースで美しい海を堪能
 
 
これぞ伊豆!という景色見てきました
 
 
トンネルは数知れず
昼間でもライトが必須です
 
 
35kmを越えた辺りから
噂通りの登るか下るかしかない道の繰り返し笑い泣き
 
 
去年から始めたヒルクライムトレーニングは
レースのためだけじゃなく
今回の伊豆ライドにも役立つ結果に
 
何事も備えあれば…ですねウインク
 
今でもヒルクライムは苦手だけど
以前の私なら「坂道は嫌い」でしたが
今の私は「苦手だけど、嫌いじゃない」に進歩しましたから
伊豆にチャレンジできたんだと思います
 
そして、ちょうど中間地点の
南伊豆アロエセンターに到着
 
アロエソフトでカロリー補給をします
 
 
スキューバダイビングをしている知り合いから
超絶美しいと聞いたヒリゾ浜
この目で見てみたかったけど
浜に行くには渡し船に乗る必要があり断念
 
今回はユウスゲ公園から海を眺めて満足しました
 
 
夕方には河津町にゴールするはずが
私の貧脚が功を奏し
嘘みたいに抜群のタイミングで松崎町に到着
 
海に沈む
西伊豆の夕日を見ることができちゃいました
 
 
残り37km
ここで夕日を見れたということは
ここからは、夜道を走るナイトライドに突入
 
しかも、この先
コース1番の登り坂が待っています
 
何をどう考えても
登って下って帰るしかないので
ペダルを回すことだけに集中して
「無」となって峠を越えることに徹しました
 
暗い夜道、おしゃべりだけでも楽しくと
主人がいろいろ話しかけてくれますが
峠のピークでは、その声かけも無視して
ペダルをクルクル、クルクル、クルクル……
 
誰かのブログに、交通量の多い伊豆は
夜中のライドがオススメだと書いてありました
 
山の夜道はとても静か
時々やってくる車のライトの灯りに
ホッとするような、ゾッとするような感じです
 
暗闇の林の陰からは「カサコソ、カサコソ」と
何かが歩く音が聞こえてきますキョロキョロハッ
その物音が林から外へ出てくることはありませんでしたが
夜ってだけでカサコソ音もホラーおばけくんですね
 
そして、峠を越えて下り坂になると
東の空にキレイな月が
 
満月です
 
外灯の少ない山道だからこそ
月明かりが明るく私たちをゴールへ導いてくれます
 
澄みきった濃紺の空に光る月の下を
ロードバイクで走る
幻想的なナイトライドになりました
 
伊豆はとにかく大きくて
伊豆イチなんて、いつ叶うか分かりませんが
また走りたい…そんな場所になりました
 
 
翌朝からしばらく
太ももがバッキバキの筋肉痛に襲われて
疲労回復のために
連日温泉通いしてしまったのも良い思い出ラブラブ