先週日本を襲った台風15号の影響で、まだ千葉県で大規模な転電が続いています。
まだ完全復旧には2週間かかると言われていますので、この電気文明の日本において、長期間に渡り電力が途絶えることの影響を考えると、胸が痛まずにはいられません。
しかしここに来て気になるのが、マスコミの報道です。
不眠不休で復旧作業に取り組む、東京電力への、「復旧が遅すぎる」という内容の批判です。
私は個人的には、その批判は的外れだと思います。
というのも、被害地域が千葉県全域と広く、また被災状況を画像等で見る限り、電柱や鉄塔の倒壊など、電力供給インフラの被災が大きいからです。
被害地域が広ければ、被害の確認作業も膨大になりますし、その情報から復旧の戦略を立てるのにも、時間と労力が必要なのは当たり前です。
また、通常の台風での停電なら、切れた電線を交換するのが常でしょうけれども、電柱や鉄塔の倒壊があれば、それらを建て替えなければ復旧しないのは明白です。
電柱や鉄塔がどれだけの期間で建てられるものか、また資材などがストックが、どれだけの期間で揃うかなど、詳しいことは存じませんが、少なくとも、新品を建てる時間以上の時間が必要なことは、素人の私でも理解できることです。
ですので、画像を見る限り、完全復旧には、相当な期間が必要だということで、つまりは、復旧が遅れているのではなく、「被害そのものが甚大であった。」ということではないかと考えます。
となると、「15号台風は、千葉県を中心に、激甚災害指定が必要なレベルの被害をもたらした。」と考えるのが筋ではないかと思うのです。
それをマスコミは、まるで「東京電力の仕事が遅い。」とばかりに避難し続けていて、「台風15号の被害は東京電力の仕事の遅さのせい。」という論調なのですが、これだと、災害の規模自体が甚大であったことが、千葉県以外の人たちのはピンと来ないですね。
何が言いたいかと申しますと、マスコミが今回のように、単一価値で、何度も同じことを放送し続けるときには、他に何か、国民には知らせたくないことがあるときなんです。
たいていの場合、それは国会で、新税導入が議論されていたりするときです。
こと税金に関しては、今の政府とマスコミは、結託し癒合していると断言できます。
それは、マスコミが軽減税率対象となっているからです。
事実、米中両経済大国がの経済戦争報道においては、両国の関税合戦は報道されても、米中同時に行われている減税も、そしてその減税方針に、イギリスやオーストラリアが、米中に追随する方向であることなどが報道されることはありません。
これが報道されれば、良識ある人ならば、「米中が減税している中、日本だけが増税するのは危険」という、至極真っ当な判断がなされるはずだからです。
となると、千葉県の停電復旧関連情報には、来月10月から導入がほぼ決定している10%消費税、これが絡んでいると見るべきかと思います。
「現地の被害が甚大で、とてもじゃないが復旧が追い付かない。」という現状が、多くの国民に知られてしまえば、「政府よ、今増税どころではないぜョ!」という議論が、どんどん出てくる可能性が高いですからです。
古来より、今よりも民主主義的な発想が弱かったと思われる時代から、日本の政治は、災害時に年貢を上げる(増税)ということはしませんでした。
通常ですと、災害時には、税金を下げるか、財政出動をするか、またはその両方が鉄則です。
甚大な災害の直後に増税⁉
東日本大震災のときにも、復興増税をこの国の政府は行いましたけれども、もしも今回、またそれがなされるとするならば、「この国は鬼に支配された国になった。」ということになると思います。
とても悲しいですけれども。
ということで本日は、日本の主催神天照大神神示経典『天照大神のお怒りについて』(大川隆法著 幸福の科学出版)より、一部抜粋をご紹介させていただきます。
また関連記事として、エネルギー関連に詳しい姉妹ブログ「幸福の科学 神奈川 仲間のブログ』より、英編集長の記事をご紹介いたします。
(ばく)
映画『世界から希望が消えたなら。』特報【2019年10月18日ロードショー】
君津市で鉄塔2基が倒れる、台風の影響か
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=722
明治維新において、維新の志士を捕縛し、斬り捨てようとした勢力のようなものが、今、マスコミとして現れているのであろう。
彼らは、政権を批判する任を担っているように見せつつも、実は、現状維持を常に願っており、現状維持の延長上にしか、未来を描けてはいない。
あなたがたが、本当の意味で、維新の志士を目指しているならば、彼らは、「それを捕らえ、獄に送り、斬り捨てることを仕事としている者」であろうし、「違いたる者を、維新の志士のように持ち上げて、分からなくすることを任としている者」であろう。
だから、すべてのマスコミが悪魔の支配下にあるとは言わないけれども、「小人の支配である」ということは言えよう。
ただ、時の権力に媚び、自らの生存のみを汲々として追い求めている者たちが、そうした小人物の固まりが、聖なる者たちを穢(けが)すならば、それなりの反作用が来るであろう。
彼らの本質は、その小人物性にある。
小人物であるがゆえに、一方では、間違った政策判断をする者たちを持ち上げてみたり、他方では、地震や津波、火山爆発等を恐れたりもする。これは、すべて、小人の証明である。
こうした小人たちに対しては、信念をもって、正しい道を示さねばならないであろう。
あなたがたは、意思決定のできない為政者がマスコミに振り回される姿を見続けているとは思うけれども、「小人をして小人たらしめよ」ということを申し上げたい。
いろいろな意見を井戸端会議的に言うことは許されるとしても、聖なるものを穢すことは許されない。「決して許されない」ということを示さなくてはならないでしょう。
『天照大神のお怒りについて』(大川隆法著 幸福の科学出版) P49~52
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