うむ。
秋も深まりましたね。
紅葉がここ数日で一気に進み、すでに平地まで一部下りてきていて、すごく焦るんですが…。
ただ、この週末は月がなく、紅葉星景は、ライティングするしか撮りようがないということで、いったん、胸にしまって、とりあえず、チラホラ流れていると噂のおうし座流星群(南群、北群)を撮りに行ってきました。
紅葉を撮るには向いていない月齢ですが、裏を返せば流星群には最高の条件でした。空も雲一つないうえに、秋にしては非常にあたたかく、15℃くらいの気温がありました。
おうし座流星群の極大日は、2つに分かれていて、南群が11/6、北群が11/13といことなんですが、ここに鋭いピークがあるというよりは、この辺りしばらくの間、ちょっと流星が多い期間が続くという感じなので、撮れば、何かしら写るかもしれない。
私的には(オリオン座流星群はさぼったので)、冬の流星群シーズン開幕戦ということで、一つでも写れば良いかな、という思いで行ってきました。
というわけで、さっそく。
目次
ひとつゲット
PENTAX KP レンズ HD DA 15mm Limited 焦点距離15mm
ISO4000 SS40秒 F4.0 アストロトレーサーインターバル使用
うーし。オッケイ。
右下に、そこそこ良い感じの流星をゲット。100点満点で68点くらいの。
南向きに撮っていて、星座でいうと中心がエリダヌス座、右側がクジラ座のあたりでしょうか。一年でもっとも地味な秋の星座の領域ですね。この流星はクジラのお尻の下あたりに流れましたね。
この日は、約3時間の滞在で、目視できた流星が7つでしたが、目視できたものはひとつも画角にはいっていませんでした。
これは、見てなかったけど、2時間インターバルかけたものに入り込んでくれていました。
よしよし。
幸先の良いスタートではないかな。火球を捉えたわけではないので勝利とはいえないまでも、バーストしてる感じのするどい流星なので、まあ、悪くない。
この時、おうし座はやや東寄りの天頂に近い位置にあり、そこを輻射点に流れているように、思えます。
ペルセウス・メソッド
今回の撮影は、ペルセウス・メソッドを採用。
ペルセウス・メソッドとは
ペルセウス座流星群用に、導入した撮影方法で、一台は、広い画角で流星を狙いつつ、もう一台は、50㎜(換算75㎜)で、F1.4の明るさを生かして、小さな流星も回収するという手法。
ただし、ペルセウス座流星群並みに流れないとあまり効果は薄い、特に画角の狭い方は、流星がはいらない。
適当に名前を付けたが、それほどの意味はない。
案の定、50㎜の方には、流星が入らず…。うーん。惜しいところを流れたのがいくつかありましたが…。F1.4なら暗い流星でも回収できるとは思うんですけどね。
オリオン座とおうし座。
換算75㎜はちょうどオリオン座が画角いっぱいに入る感じですね。
おうし座の方は、スバルがきれいに見えています。
ひとつでも入れば大きく写るのだけど、これはもう純粋運なので、しょうがない。
こちらはK-50でISO2500、F1.4、8秒をJPEGで連打して720枚撮りましたが…。
審議入り
そして、ひとつ審議入りのいわくつき流星が…。
PENTAX KP レンズ HD DA 15mm Limited 焦点距離15mm
ISO4000 SS40秒 F4.0 アストロトレーサー使用
これはインターバルじゃなく一発撮りしていた時のもの。どこに流星らしきものが見えるかというと、右端の山と空との境付近。…うーん。これどうだろう。
100%流星だと言い切れる自信はない。非常に短いし、インターバルじゃないので、前後のコマがなく、判断もしづらい。
ただ、少なくとも飛行機ではなさそうに見えるが…。
もし流星だとするとおうし座の輻射点からではない感じで、散在流星かもしれません。時間的にしし座流星群の可能性はあるかも、しし座はすでに昇ってきていたように思います。
今回は引き分け
よし。というわけで、今回のところは、まずは引き分けということで良いのではないかなと。今年のおうし座群は少し多めに飛んでいるのかもしれません。火球クラスは遭遇しなかったけど…。
冬の流星群シーズン最大の山場である、ふたご座流星群に向けて調子を上げていかなければなりません。どこで撮るかな、晴れるだろうか。
ああ、なんとかスケジュールの都合と月の時刻を合わせて、紅葉の撮影に行かねば…。
撮れるかなぁ。撮れなくてもしょうがないけど、挑戦はしてみなければ…。
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