ゲムマ秋。結局通販に委託するにはどこがいいの? #ゲームマーケット2020秋

ゲムマ秋が近づいてきました。それに伴い、通販や、委託販売を考えているボドゲ製作者の方々も多いと思います。ゲムマのブース販売で完売したにしても、再販を考えるにしても、通販・委託販売は、コロナ下では避けて通れなくなったと言えます。今回の記事では、その選択肢について触れ、また、個人的にどれが良いかを説明していきたいと思います。是非参考にして下さい。(やや私の思い込みで書いている部分もありますので、参考程度にしてください。)

【通販】

ピクシブBOOTH:ボドゲーマより少し手数料が高く、保管料金も毎月かかります。しかし、もともとコミケ・コミティア系の顧客が多く、置いておくだけで宣伝効果が高いので少しずつ売れていくのが最大のメリットです。また、ゲムマ特集が組まれるので、少なからず色々な人の目に止まります。取り扱いを断られることはまずないので、初心者にはこれをお勧めします。ただし、倉庫料金だけには注意してください。

ボドゲーマ:手数料が今のところ良心的である点、保管料金が掛からない点は非常にオススメ。ただ、宣伝効果は少し厳しい部分があるので、自分で宣伝する力量が必要です。ただ、単純な通販としては、発送してくれるスピードも早く、かなりオススメできます。取り扱い個数は少なめですが、売れれば直ぐに追加できる仕様なので、問題ありません。ボドゲーマだけで売れればいいのになあ・・・。というのは、ゲムマ製作者の間でよく聞く言葉です。

ゲームマーケットECサイト:私はまだ使ったことはありません。ゲムマ春が中止になった際に作られました。ほとんどゲムマ参加者がこのサイトの通販に流れたという実情があり、知名度はかなりあります。

Amazon(Glory’s Works様):Glory’s Works様の開始したサービス。私は18・19年会で告知があり、初めて知りました。非常に良心的なサービスであり、Amazonのサービスを利用出来ます。実際に活用させていただきましたが、満点を付けられるサービスレベルでした。Amazonで取り扱いがあるだけで、かなり商業感が出て信頼度があるので、取り扱いをしているというだけでプラスがあります。

虎の穴、メロンブックス他:ゲムマではあまり使われていませんが、定評のあるコミケ系の通販サービス。販路を広げればそれだけ売れる可能性があります。ただ、手続きが煩雑になるので、私は使っていません。

【委託販売(店舗)】

店舗販売は、とにかくゲームマーケットの日にちよりも早めに依頼することをお勧めします。まずはメールを送って相談してみるのが良いです。(最近は申し込みが多いので、取り扱いが難しい場合もあるようですが・・・。)

イエローサブマリン:現状、全国の店舗で販売してくれることもあるので、最大手と言って良いと思います。ただし、必ず取り扱いをしてくれるわけではないので、ある程度ゲムマで売れないと難しいかもしれません。まだゲムマに出してない完全新作であれば、無名サークルでも場合によっては取り扱ってくれる可能性は十分にあると思います。興味のある人は、委託販売部署にメールを送ってみましょう。

ロールアンドロールステーション:同じく大手。ゲームマーケットを開催しているアークライトの関係店舗です。店舗数はイエサブに比べて少なめですが、お店にA4広告を貼ってくれるケースもあったり、かなり手厚く取り扱いをしてもらえます。まずはメールを送ってみる価値はあるかもしれません。完全新作は取り扱ってくれる率が高いかも。

各種ゲーム販売店舗、ボドゲカフェへの委託販売:イエサブ、ロールアンドロールステーション以外にも、実は意外と委託販売をしているお店は結構あります。特に、その地区の中心的なゲーム情報発信となっているお店は、十分に委託をするメリットはあります。その地区のコミュニティにダイレクトにアピールが可能です。ただ、手続きが煩雑になるので、私はまだ手を伸ばし切れていません。(商業化したサークルは、まずここから手をつけていっている気がします。)

●●ボドゲカフェへの寄贈●●

ボドゲカフェへの寄贈は、基本的にはやってはならない行動の一つだと思っています。というのも、ボドゲカフェで遊んだ人は基本的にゲムマでそのゲームを買いません。つまり、遊んで貰えば遊んでもらうだけ、売り上げが下がります。遊んで面白いから買おう、他の人にオススメしよう。というゲームは、かなり少数です。それを踏まえた上で、以下の例を読んでください。

【賞を狙う】

ゲームマーケットにおいて、何らかの賞を狙うためには、売り上げを度外視してでも、とにかく多くの人に遊んでもらわなければなりません。そのためには、ボドゲカフェに寄贈するという行為はありだと思います。また、実際にそれを目的として寄贈しているサークルは、ゲームマーケット大賞が存在する頃は多くありました。

【次の作品で採算をとる】

何らかの方法で、売り上げを回収できる工夫があるなら、寄贈することで知名度が上がる場合もあるので、ありだと思います。

【ゲムマの試遊では到底遊んでもらえない重いゲームを寄贈する。】

これもありだと思います。というのも、重いゲームは、ヘビーユーザーの獲得が何より重要となります。それが実現できるのであれば、寄贈はありだと思います。

 

 

以上です。是非参考にしてください。