韓流時代小説 寵愛【承恩】完結にあたって&「あとがき」のようなもの。 | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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一瞬一瞬、1日1日を大切に精一杯生きることを心がけています。
小説がメイン(のつもり)ですが、そのほかにもお好みの記事があれば嬉しいです。どうぞごゆっくりご覧下さいませ。

 

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 (小説サイト連載完結時のご挨拶)

☆あなたには私と生きると決めたことを後悔して欲しくないのー

 

こんにちは。

 自分と生きる道を選んだことを後悔して欲しくないー。
 紅順の気持ちは、よく理解できます。
 ただ、ジュンスの彼女に対しての申し訳ないという想いもまた、共感はできるのです。
 彼は紅順にすべてのものを棄てさせた責任感というか、罪の意識を持っています。
 これから先、若い二人が歩む道は茨の道になるであろうことは、判っていました。愛だけがあれば大丈夫というほど、人生は甘くありません。
 そのことを考えた時、ジュンスは紅順が彼のために棄てたものの重さをひしひしと感じたでしょう。

 さて、拙作も漸く今日で無事、完結を迎えることができました。
 第一部が開始したのは去年の6月、英宗ことムミョンは謎めいた隻眼の若者として初登場し、遊廓の看板娘だった美少女セリョンと運命的な出会いを果たします。

 若き二人の出会いから始まり、色々なことがありました。

 第三部のラストシーン、王宮庭園の四阿は、第一部から第三部を通して、しばしば登場する場所ですが、ここは第二部「100日間だけの花嫁」で、まだ若かったムミョンが清国から嫁いできた華嬪と切ない別離を交わした場所でもありました。
 結局、ムミョンはあれ以来、二度と周囲がどれだけ勧めても側室を召し上げませんでした。華嬪はセリョン以外には、英宗の唯一の「妻」であったわけです。

 第三部の最後でも、この四阿で二人が語らうシーンで幕を閉じます。
 娘を送り出した―嫁がせた両親の心境って、きっと、こんなものなんでしょうね。
 ですが、普通の嫁入りなら、また娘に会うこともできるけれど、死んだことになってしまった紅順とは二度と会えません。
 だからこそ、セリョンもムミョンも余計にこのときは淋しかったろうと思います。

 一年後、やはり同じ場所には何と小さな赤ちゃんが新しい家族として仲間入りしていました!
 これは途中から思いついたんですが、最後に「生まれた」とだけ書いてサラリと流そうと考えていましたが、やはり、親子水入らずの場面を少し描いた方が良いかなと描き足した部分でもあります。

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☆(作品執筆完成時に書いた備忘録) 

    あとがき

 皆様、暑い夏の真っ最中、いかがお過ごしでしょうか。東です。
 五月に本作「王女の結婚」の前編を描き、六月から七月下旬まで放送大学院の単位認定試験に備えての準備のため、充電も兼ねて、お休みしておりました。
 今年は試験が自宅受験に例外的に切り替わりましたが、何とか無事に提出し終え、気持ちを切り替えて執筆活動も再開したところです。
 少し間が空いていたのでドキドキしたものの、やはり小説を書くって愉しいなと実感しながら頑張って仕上げた作品です。
 一年半以上に渡って書き続けてきた「王宮の陰謀」シリーズもこれにて本当に完結とあいなります。第二部執筆中から既に第三部の構想はありました。第三部となる本作(前後編)はもちろん紅順王女が主人公ではあるのですが、王女の両親である英宗(ムミョン)と王妃(セリョン)も重要な役どころで登場します。
 第一部のシリーズ第一話となる物語では、まだムミョンとセリョンはそれぞれ二十歳、十六歳でした。その主人公たちが人の親となり、第三部の最終話では四十二歳、三十八歳となっています。
 連作集のようになっている長編であり、それぞれの中でムミョンとセリョンが人として、また朝鮮の王と王妃として成長してゆく姿を追ってきました。
 長い話でしたけれども、ご覧になって下さった皆様に少しでも何か感じて頂けたとしたら、作者としてこんなに嬉しいことはありません。
 コロナの猛威は相変わらずですね。
 本当にこの先、どうなるのかと考えるのも不安ですが、とりあえずは健康でいること、毎日を大切に生きることなのかなと思います。
 今年は後半から、また別の新シリーズに取り組む予定です。また、かなりの長編になる予定です。複雑な内容も一部あるため、気を引き締めて、でも小説を書くことを愉しむという基本姿勢を忘れないで鋭意挑戦したいと考えています。
 本当に長くに渡って、ご覧頂きまして、ありがとうございます。
 ムミョンとセリョンの話はこれで終わります。二人を愛して下さり、感謝の想いで一杯です。
 *******心からの感謝を込めて***************  
                                         東 めぐみ拝
二〇二〇年七月二十九日