大河の一滴

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より良いものをより安く

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2018年は厳しい株安に見舞われました。

みなさん生きてるかい?

かなり厳しい資産減を食らった方も多いでしょう。

もちろん自分もドローダウンで言えばそれなり以上にくらいました。

そんな中で自分が考えていた対応策と言うか行動指針というか、別に何かの商品を用意して売るみたいな話じゃなくて・・・

会社をこのように保有しようという方針の話。

 

より良いものをより安く

だから別にいいものを安く売ってお客様に貢献しようぜって話ではありません。かつて自分のいた会社では社内標語としてより良い品をより安くってありましたけどね。

でも標語みたいなものでどんな標語かと言うならは、投資家がどんなふうに保有企業をチョイスするのか?ってことに対する標語だね。

 

つまりよりよい会社をより安く持ちましょうってことだね。

 

言われてみると当たり前のこと(当たり前?)な気がするけど、自分は株安のなかで心がけていたのはこれなんです。

 

良いもの安いものとは何でしょう?

良いものとはなんだ?

良いとはとてもむずかしい言葉だからね。人によって大きく基準が異なる。

だから何が良いかはその人が何を良いとするかはその人が基準を持たないといけないよ?

 

安いのは良いより簡単だね。

端的には価格が低いものだね。株式ならPERやPBRが低く、あるいは配当利回りが高いものとしていいんじゃないかと思う。株価が低いものとかしちゃダメだぞ

これもどういうのが安いかは人によって違いがあると思う。だから安いとするものも基準を持たないと駄目だよ。あまりシンプルすぎるのも厳しいでしょう。例えば昨日より株安したものとかPER10以下のもとかそれだけだったらかなり雑でうまくいくことは期待しがたいものだと思うな。

またここで注意は、スマブラSPが面白くても任天堂は安いにならないってこと。ビジネスモデルがいいも安いという理由にはならないよ?それらは良いものであるとする理由。

 

それでどんな基準なのかは知らないけど、以前よりもってるものがより良いものになるあるいは安くなる事を目指そう、そしてそれをもって進歩としようという発想がより”良いものをより安く”なんです。

 

その中で自分が良い安いとしているものなら・・

より早く成長してるものとか、長く成長が続いているとか、より配当をくれるものかつ余裕で配当を配っているもの、過去に減益が少ないもの、効率よく稼いでいるものとかがそうだね。安いのは端的にはPERPBRが低く配当利回りが高いだよ。

もちろん個別銘柄を見ていくので単純に銀行と小売を見て銀行のほうが低PBRだから銀行のほうが安いじゃんなんてしないよ?

 

分かりづらいですかね?

でもこれらは意外に数値化できます。

自分は保有銘柄のデータから保有企業の数値をデータ化しています。

これでね。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

このExcelテンプレで、保有銘柄ごとにEPS×保有株式数などをして、保有全体のEPS、BPS、配当、PER、PBR、ROEを集計しています。

つまりポートフォリオ全体での予想利益、純資産、配当、安さ、効率性などを集計して記録しているわけです。

 

そうやってそれの予想利益純資産配当をより大きく、ROEをより高く、配当性向をより低く、PERPBRをより低くすることを目指してます。またこれはExcelになど定量化して組み込むのが難しいけど個別銘柄の選択ではより成長しているものか?成長しそうなものか?も良いものという点に入ります。

 

それらが進むことによって、自分の保有企業はより良いものとなった。あるいは安くなったとみなすわけです。

このあたりの考えは以下の記事を見てくれるとよりわかっていただけると思います 

kamomenotoushi.hatenablog.com

特に株安時なら

自分の保有企業よりより株安が進んでいるものがあるはずです。

その中には、自分の保有企業よりいい企業もあるはずです。

そういうのをみつけたらそれに乗り換えていきます。

 

株安が終わったときにより良いものをより安く持っているように。

 

その株安が終わったとき、それが始まる前よりそれらをより満たした企業のオーナーとなっていることを目指すのです。

 

何?選択に迷ってできない? 

なら自分は以下の記事のようにやってます。

kamomenotoushi.hatenablog.com

めぼしいものを見たら、自分の持ち物と比較しどっちがマシだ?と考え、交換したほうがマシだと思ったら交換する。

正しくわらしべ長者です。 

 

価格は下がってもいい、けど価格が下がる以上に価値をあげる。

価格はいい。そんな気まぐれな意見など譲ってやる。

むしろ乗り換えるときは含み損で損切りになるくらいが望ましいです。なぜなら税金が帰ってきて乗り換え後のものをよりたくさん買えるからです。

だけどただでは転ばない。転んでもそこで価値を取りに行くのです。

 

自分は特に株安時にはこれを意識し投資をしていました。

その結果2018年は投資成績という意味では芳しくはないけど、年初よりPF・・保有企業総体としてはかなり強化することができました。

12/25時点の年初比較をすると予想利益は34.8%増、配当は31%増にして配当性向は2.9%減、ROEは40.8%増となってますがそれのPERは17.2%減となってます。

さすがに純資産においては4.2%減でPBRは16.6%増。これは保有企業が高ROE高PBRに寄りましたので致し方ないところもあります。

自分は株安時により株安したいい会社に乗り換えていくことで自分の保有企業を成長させたとも言えます。

 

そのようにして自分のポートフォリオはより良いものをより安くとなりました。

 もちろん個別銘柄も景気耐性や成長性などを考えて選んでますので単純に低PERなどに乗り換えたわけでもありません。

結果としては明らかに去年もってたものより今もってるものの方が魅力的だし欲しいと思うものになってます。

そうできたのもより良いものをより安くと意識したからだと考えるところです。

そして自分のPFの価値は高まった。

ならばいいじゃないか。それにつく価格なんていずれ価値に追いつく。

これが特に株安時に自分が考えている作戦なんです。

 

 

良いもの安いものとはなんですか?

それをはっきりさせ資産評価なんてあがらなくても

PFをより良いものをより安くとしていく。

それは価値向上だし進歩と言えませんか?

 

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