MR-SラリーカーSPEC公開⑨ワークスペース | ラリーというスポーツを精一杯楽しみたいのです

ラリーというスポーツを精一杯楽しみたいのです

ラリーを始めてみたい人の道しるべになれば幸いです。

ちょっと格好付けて言ってみた。
ワークスペース=仕事場
運転するのにいらない物は取り外し、必要な物はこだわってセットする。
シート
 シルバーストーンレーシングのフルバケットを
使用しています。FIA公認タイプでとても剛性が高いです。
FIA規格は安全性の高さを求めています。その為、衝突事故の衝撃、荷重応力に耐える一定の基準を満たしています。
見た目は安価なシートと似ていても、安全性が違います。安価なシートも使ってみたこと有りますが、車に装着して最上部あたりを掴みグイッと力を入れてみるとその剛性感の差に気づきます。走行中の横Gを受けているときもしっかりと身体を預けられるので運転しやすく成りました。
シートレール
 しっかりとシートを固定するために、妥協してはいけない部品がシートレール。どんなに良いシートでも取り付けがいい加減では危険なものに成ってしまいます。
シートを購入したRACさんお薦めのレールで装着しました。RACさん


は東京にある駐車場を持ったレーシングギアショップです。
ヘルメットやシューズなど、手に取って試着してみて購入する事が出来て大変ありがたいです。

シートのセッティングは、
・目線の高さヘルメットが天井に当たらない範囲で前を見易い高さに。
   低くすれば良いってもんでも無く、運転しやすさを基準に調整する。
・足の動作余裕 
    左足でクラッチを踏み込んで膝が伸び切らない程度に前へ
    右足が足首をひねる(ヒール&トゥとか)事が出来るように、余裕を持ったポジションに調整。
・シートの倒れ具合
     シートは起こし気味が運転しやすい。なにせハンドルを回しやすく成る。疲れにくい。と、メリット多数。
 ※ シートの調整は大変面倒なのですが、操作しやすさを妥協して一瞬の動作が遅れてクラッシュとかしたく無いので、しっかりと決めます。
ちなみに私は座高が高めなので(T_T)、座面のクッションを外して5㎜のウレタンスポンジに交換したりしてシートレールの調整範囲外の微調整を行いました。目線やポジションををしっかり決めるだけでタイムロスを抑えられたらお得ですもんね。

ステアリング
 OMPのブェローチェを使用しています。
 オフセットの浅いタイプです。
  レザーの表皮がとても良い感じで、グローブをした手にほどよくフィットします。汗をかいたり、経年劣化を考慮しても滑り性やグリップ感の変化が少ないと予測。5年使った今でも良い感じです。

足元、内装は全て剥がしています。
ペダルは純正のアルミチックが付いています。
操作性良いですね。

シートベルト
 
シルバーストーンレーシングの  HANS対応6点式

を使用しています。
命を守る部品は妥協したくない。
調整金具に指を掛けるフープが付いていて、グローブをした手で緩める際、とても操作性が良いです。
お薦めアイテム👍

その他
シフトノブを変えていますが、純正でも特に問題有りません。
それより、以前書いたシフト剛性感は調整必要です。
シフトミスするレベルでグニャグニャしてます。
シフトレバーの台座をボディに固定しているゴムブッシュが有るのですが、ここにちょっと細工。
M12のスプリングワッシャーを平らに直して、詰め物として入れます。これで締め直すとゴムブッシュが圧縮されて剛性感が増します。
ちゃんとした対策部品も数千円で売ってますので皆様にはそちらをお薦めします。


世の中にお金を掛けて買うチューニングパーツは沢山有って、ついついソコから手を付けちゃうけど、目立たない部分をしっかりと作ってこそ、チューニングパーツの性能を発揮できます。

僕のMR-Sのワークスペース
・操作しやすく、ミスを防ぐ
・疲れにくく、正確な操作出来るように
と、いった視点で作り込んでいます。