トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

県西おもちゃ病院(2019/06)

2019-06-08 15:15:03 | おもちゃ病院

 梅雨入りして、雨模様でしたが20件の受付があった。
仁平、深谷、八田、吉本、田中のDr5名フルメンバーで対応した。
私の対応した入院おもちゃを紹介しておく。
1.アンパンマンどこでもシャワー
シャワーヘッドの先端を回すことで水流のON/OFFする仕組みだが、この可動部ボスが折れて外れてしまったという症状。
折れたボスを外して、接着固定を試みたが、強度的に弱く何回か回しているうちに剥がれてしまった。
そこで、プラスチックねじ/ナットと真鍮製六角ボルトを使うことにした。
可動部中央に穴あけし、ねじとボルトでサンドイッチする。これを本体側に差し込み、座金とプラナットで固定する。ゆるみ止めとしてシリコーン系速乾接着剤を塗布する。

2.アンパンマンの知育玩具
六角形で、いろんな機能の付いてるおもちゃで、結構依頼が多いものだ。
動作上は問題無いのだが、アンパンマンの声が甲高くなっているという依頼。
確かに、当日受付のアンパンマンおもちゃの音声と比べると、そんな気はする。
お勧めは出来ないがメロディICのクロック周波数を変えることで変化する。
外部の固定抵抗130kΩがクロック用の様だ。
チップ抵抗を外し、半固定抵抗を仮付けし、この音程かなというときの抵抗値を測定すると約130kΩと、合っているのだが。
依頼者が決めてもらう様に120kΩの固定抵抗と30kΩ半固定抵抗を直列にする。
半固定抵抗はパターン側とは反対にリード線穴3個を開けて固定する。これで丁度良いところを探せると思う。

3.パトカー
全然、音が出ないという症状。
チョロQ風に、地面に押し付けて引くとサウンドが出る。また赤外線リモコンのボタン3個でも3種類のサウンドが出るというもの。
まずはボタン電池(LR44)が各3個劣化しており。交換してみるとリモコンでサウンドが正常に出る様になったが、しばらく置くと反応しなくなる。押し付けた時のサウンドも出ない。
分解してみる。
前輪の部分にサウンドICの基板があり、外してみるとタクトスイッチが有り、これが接触不良になっていたので類似品(ボタンの高さが異なる)交換する。前輪を地面に押した時に丁度動作する様にマーラーシートを2枚重ねてレバー側に接着する。
これが動作する様になると、リセットされる原理か、リモコンでも必ず反応する様になった。

4.おもちゃミシン
モーターは回転している様だが、針が動作しないという症状。
分解してみる。どうやら、モーターのピニオンギアが外側にずれてしまい、ベベルギアに当たらなかった様で、モーター側に引き寄せることで、かみ合う様になり正常動作した。

5.6月15日は「ふれあいアジサイ祭り」で臨時おもちゃ病院を開院します



コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 安価なFMラジオキットを作っ... | トップ | 第12回ふれあいアジサイ祭り... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。