雑草の代表格
私は雑草に興味を持つただのオヤジです。
植物学を学んだ事は無いので専門知識はありません。
それどころか基礎的な常識も余り持っていないから、その辺に生えている草を
見分けるのにも一苦労しています。
キク科は花が同じに見えるし、イネ科は葉っぱの形がどれも一緒、だから
に苦手です。
そんな中、最近あるイネ科の草の見分け方を知りました。
うれしくて、草藪があると目当ての草を探しています。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、イネ科 メヒシバ属 コメヒシバ です。
メヒシバは雑草の代表格の様な存在。
芝生の中、道端の藪の中、公園の花壇の中、とにかく土と水さえあれば何処に
でも生えて来ます。
キリっと伸びた茎の先端にアンテナの様な形の花穂を付けます。
よく見ると同じ姿だけれど随分とサイズの小さな物も見つかります。
それがコメヒシバですが、私はこれまで単にメヒシバの小型版だと思っていました。
ところが先日見た図鑑には、両者の色々な部位の違いと見分け方が書かれていました。
その中にあった、総の付く位置の説明に興味を引かれました。
<コメヒシバはメヒシバと異なり総の付く位置がずれる事は稀である。>
(イネ科ハンドブック より)
そう言われて現物を見ると確かにメヒシバには上下二か所あり、コメヒシバは
一か所でまとまっていました。
これは簡単な見分け方を覚えたゾと喜んだのですが、実はそこに辿り着くまでが
大変でした。
何故って「総」の意味が分からないのですから。
雑草パワー
<イネ科の植物は稈(カン・茎のこと)の先端に花序を付ける。
花序には小穂という構造体があり、同じ形が繰り返し現れる。
穂状花序と総状花序があり、このふたつを合わせたものを「総」と呼ぶ。>
(イネ科ハンドブック より)
これを読んで漸く先ほどの文章の意味するところを理解したのでした。
専門用語には泣かされます。
ところでコメヒシバとは面白い語感です。
小メヒシバ?
米ヒシバ?
籠菱葉?
最低限の情報が無ければ、何処で区切って良いのか分からない謎の言葉に思えます。
正しく分解すると、メヒシバより小さい意味のコメヒシバ。
オヒシバよりも弱々しい感じを表す雌を付けてメヒシバ。
ヒシバは日の良く当たる所に生える芝なので日芝。
つまりヒシバの女性版がメヒシバになり、更に小型版なのでコメヒシバになったのでした。
見分け方を覚え、名前の由来も理解できました。
そうなるとウォーキングコースでメヒシバやコメヒシバを見つけると、つい
近寄って観察してしまいます。
昨日までは退屈だったコースをいきなり魅力あふれる道に変えてしまうとは、
凄いものです、雑草の力って。
私は雑草に興味を持つただのオヤジです。
植物学を学んだ事は無いので専門知識はありません。
それどころか基礎的な常識も余り持っていないから、その辺に生えている草を
見分けるのにも一苦労しています。
キク科は花が同じに見えるし、イネ科は葉っぱの形がどれも一緒、だから
に苦手です。
そんな中、最近あるイネ科の草の見分け方を知りました。
うれしくて、草藪があると目当ての草を探しています。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、イネ科 メヒシバ属 コメヒシバ です。
メヒシバは雑草の代表格の様な存在。
芝生の中、道端の藪の中、公園の花壇の中、とにかく土と水さえあれば何処に
でも生えて来ます。
キリっと伸びた茎の先端にアンテナの様な形の花穂を付けます。
よく見ると同じ姿だけれど随分とサイズの小さな物も見つかります。
それがコメヒシバですが、私はこれまで単にメヒシバの小型版だと思っていました。
ところが先日見た図鑑には、両者の色々な部位の違いと見分け方が書かれていました。
その中にあった、総の付く位置の説明に興味を引かれました。
<コメヒシバはメヒシバと異なり総の付く位置がずれる事は稀である。>
(イネ科ハンドブック より)
そう言われて現物を見ると確かにメヒシバには上下二か所あり、コメヒシバは
一か所でまとまっていました。
これは簡単な見分け方を覚えたゾと喜んだのですが、実はそこに辿り着くまでが
大変でした。
何故って「総」の意味が分からないのですから。
雑草パワー
<イネ科の植物は稈(カン・茎のこと)の先端に花序を付ける。
花序には小穂という構造体があり、同じ形が繰り返し現れる。
穂状花序と総状花序があり、このふたつを合わせたものを「総」と呼ぶ。>
(イネ科ハンドブック より)
これを読んで漸く先ほどの文章の意味するところを理解したのでした。
専門用語には泣かされます。
ところでコメヒシバとは面白い語感です。
小メヒシバ?
米ヒシバ?
籠菱葉?
最低限の情報が無ければ、何処で区切って良いのか分からない謎の言葉に思えます。
正しく分解すると、メヒシバより小さい意味のコメヒシバ。
オヒシバよりも弱々しい感じを表す雌を付けてメヒシバ。
ヒシバは日の良く当たる所に生える芝なので日芝。
つまりヒシバの女性版がメヒシバになり、更に小型版なのでコメヒシバになったのでした。
見分け方を覚え、名前の由来も理解できました。
そうなるとウォーキングコースでメヒシバやコメヒシバを見つけると、つい
近寄って観察してしまいます。
昨日までは退屈だったコースをいきなり魅力あふれる道に変えてしまうとは、
凄いものです、雑草の力って。