こんばんは。
今回からご紹介するのは米国でシーザーミランの番組風ですが…見た目なかなかSっ気漂う女性トレーナーのビクトリアさんです。
It’s Me or the dog
というチャンネル名です。
彼女の犬の問題行動に対するアプローチはオヤツ(トリーツ)を用いた回避(マネージ)が先行している印象が強いので、正直、テクニカルな部分に関して私は限定的に参考にしています。
オヤツを使ったアプローチだけで犬の心理をかなり操れる場合、そもそも割合簡単に事が運ぶケースである…そう踏まえながら犬のbefore&afterを見ています。
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この⑦以降でご紹介する動画の鑑賞にあたり、日本語表示の出し方をご紹介しておきます。
①:歯車のアイコンをクリックし、欄の下から2番目
”字幕(1)”を選択し、オンにする。
②:英語(自動生成)を選択。
※選択後、英語字幕が表示される
③:①でクリックした歯車のアイコンを再度クリック。
自動翻訳という選択肢が新たに出るので選択。
④:言語の種類が選べるので
日本語(一覧の一番下にある)を選択。
字幕が日本語に変わる。
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正直、自動和訳表示でも和訳が変な部分も多く、やり取りの内容が正確には分からないんですが…
相談者(飼い主家族)の様子や犬に対する姿勢による問題点
ビクトリア(トレーナー)の表情から伺えるその時の心境・意図
これらに着目しながら、このチャンネルは観ています。
私もハナとの実生活の中で犬連れと会ったり、お話をする中でお国は違えど「ああ…こういうスタンスの人の犬は、ああいう風になり易いんだな」という答え合わせが出来ますし、特に他の犬やその飼い主と向き合う際もビクトリア(トレーナー)の視点は役立ちます。
■シーズー&マルチーズのMIX~慈悲と教育~
どれだけ犬の立場や心境を慮る事が出来るかどうか?というのは根本的な事かもしれない。
正直これは他の誰かに指摘されてもピンと来ないとしたら、犬と接する立ち位置としては致命的な分かれ道になりかねないものと思えました。
実は犬を飼えない人/関わるべきでない人というのは、知識や経験の有無だけでなくセンスの有無もちょっとあるんじゃないか…ただ、当たり前ですがそれが無くても決して人としてバッテンという事ではない。
人間には、誰にでも向き/不向き、好き/嫌いがあるもの。
相談者の親族(男性:弟?)の悪ふざけの気持ち、あるいは犬に対する礼節や信頼関係の構築に関する事なのですが、この男性はビクトリア(トレーナー)に指摘されても、正直響いていない様に映ります。
こうしたゼロに近い感覚の人に必要な事を伝えるのはとても大変な事で、時間と労力を要する。
ご覧の犬好きの皆様からしたらこの男性の様子というのは憤慨モノかもしれないけど、動物に対する慈悲の心は自分自身で気づき芽吹くもので、精神的感受性が無いとなかなか響かないものと思える。
また、この飼い主女性に関して、男性に追い詰められている愛犬をただ笑って見ている、または、犬に何ら働きかけが行えていない訳ですから、犬の方だって頼ろうとは思えないはずです。
この飼い主女性も、男性の毎回のいじめ行動に加担している…とまではいかなくても、自分に何もしてくれない/自分を理解して貰えない、と愛犬の目には映っていても不思議はありません。
(動画カウント05m05s~) この犬、ビクトリアが扉を閉じた途端に要求吠えをしています。
明らかに臆病な部分と人を自分の思い通りにコントロールしようとする主導性…典型的なステレオタイプの不安定な犬というのがこの様子からよく分かります。
これでは男性からしたら毎度からかいたくなるのもちょっと分かる…でも、犬は来客(他人)に対する身の振り方や身の程をきちんと教えられていないからこうやって取り乱す訳です。
他種の動物…この場合は小型のMIX犬ですが、慈悲の気持ちの乏しさ、犬の視点になれない共感能力の乏しさは、他から言われてすぐどうこう出来るものではないのがよく分かるエピソードでした。
ビクトリアから相談者は「セッションを受けるに値しない!」と見限られてしまいました
■多飼いのオス犬のマーキング癖
自分の家の中がやたら尿(マーキング)をするから臭いが嫌だ…というご夫婦の相談。
小さなお子さんがいて、犬が4匹、猫が3匹、奥さんもフルタイムで働いている…かなり大変ですね。
8つの生き物(意識)に平等に目を向けなくてはならない毎日、私には無理だな。
マーキングは競争意識から生じている事が多い…なので、1匹がすれば他の犬も倣い易くなります。
日本の首都圏の場合、家ごとの間口も狭くて、密集しているので、自宅内はもちろん屋外でも他の家の壁面や電信柱などにさえマーキングさせるのはマナーが悪い行いと見られてしまう風潮らしい。
うちの近所で年配男性でオス犬を連れている方で、平然と電信柱やアスファルトにマーキングを許してそのままなのをよく見ますが、今回の動画の内容からしたら何だか妥当な様にさえ思えてきます。
日本の首都圏の住宅密集地こそ、犬からしたらどこか不自然で落ち着かない世界かもしれませんね。
ではこのへんで