今年も本格的に始まった南茅部の養殖真昆布種付け、今のところ順調です! | 真昆布|道南伝統食品協同組合@北海道函館

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商品と浜の食卓レシピ、そして、真昆布の郷の四季折々の情報をお届けします。

 

11月に入り、紅葉の時期も過ぎたここ函館真昆布の里・南茅部。

 

昨年はもう雪が降っていましたが、今年はまだ初雪もなく、好天に恵まれ、海も時化の日がほとんどなくここまできています。

 

そんな中で午前中に行われているのはウニ・ナマコ採取です。

 

 

収穫量に制限を付けて資源を守りながらの漁です。

 

そして、ウニ・ナマコ採取が終わり、漁協市場へ出荷後は、昼食もそこそこに養殖真昆布の種付け作業にかかります。

 

 

まずはおかで「のれん」と呼ばれるロープに種糸を挟み込む作業です。

 

 

 

以前にもご紹介していますが、南茅部の養殖真昆布の種付けは、漁協の種苗センターから漁師さんは真昆布の胞子が付着して成長し始めた縄を購入してきます。

 

 

 

それを2~3cmの長さにカットして、ロープに挟み込んでいきます。

 

 

漁師さんによってはここまででもこれまでの知識と経験で工夫があり、企業秘密として見せてもらえることはなかなかないのですが、こちらの漁師さんは「うちは企業秘密なんてねぇよ」と今回、写真を撮らせていただきました。

 

ここまででも手間とコストがかかっています。

 

そして、準備が出来ると、その「のれん」を船に積んで、沖の施設へ行って設置してきます。

 

 

この種付け作業は10月下旬から始まっているのですが、10月はテストみたいなもので、海水温や海の状況によっては真昆布が育たず死んでしまうこともありますので、その状況を踏まえて11月から本格化してきます。

 

やはりそこは漁師さんも種糸をお金を払って購入してきていますから慎重です。

 

数年前には海水温が高く、ほとんど死んでしまったということもありましたから。

 

今年は、海水温は今のところ高めではあるけど、真昆布が死んでしまうということは無いということです。

 

 

こうして養殖真昆布の種付け作業は12月上旬まで行われます。

 

そして、そのあとは厳寒の真冬から手入れ作業が行われ、大事に立派な真昆布へと育て、来年夏の収穫を目指します。

 

養殖真昆布漁家さんが大事に育てた真昆布、それはお料理にお使いいただければ美味しさとともにその思いも伝わるのではないでしょうか。

 

当組合ではここ函館南茅部で水揚げされた最上級の函館真昆布、がごめ昆布を丹精込めて製品化し、みなさまにお届けいたします。

 

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