クリップのケース・コンパス・薄紫の靴紐・アルミホイル・綿棒のケース・マスコットのデッサン

投稿者:緑茶さん(17歳・高校3年生/デッサン歴1年/美術大学進学希望)

■自己紹介・デッサンの目的
2回目です。試験のように色々なモチーフを並べて描いてみました。

■頑張った点、上手くいかなかった点
コンパスが1番濃かったので、全体で黒さが目立つようにしたところと、アルミをパリパリに見せるところを頑張りました。
うまくいかなかった点は、クリップのケースが全体的に目立たないところです。また、クリップもひとつひとつ描くのが難しく、雑になってしまいました。

■どのような点を向上させたいか
クリップやストローなど、同じモチーフがたくさんかさなっているようなときは、どんなところに注意しながら書けばいいでしょうか?
また、透明な箱を描く際に、陰はどのくらいの濃さがいいですか?線で描くべきでしょうか。

■デッサンの所要時間
300分

[過去投稿]
投稿253:ペットボトルのデッサン

お久しぶりです。前回に比べると、とても上達しましたね。一生懸命、画塾で練習しているのでしょうね。もう受験も迫ってきましたから、これからも気を抜かないで頑張って下さい。

このデッサンは正直、途中に見えます。アルミに関しては、手前のところ少ししかアルミらしさが出ていません。それにアルミの鏡面である、反射が描かれていませんね。もう一度続きを描いて、投稿していただけませんか?

これだけモチーフがたくさんあると、狙いを絞るのも大変です。エスキースというのは、ご存知ですか?簡略に全体を描いて、狙いや要点を確認する作業です。このモチーフの特徴は、量感のあるものが左右にあり、線的なもの、平面的なものが、全体に散らばっています。大きな構成として気を付けるのは、下に敷かれたアルミとプラスチックの箱の違いです。となると、どうしてもアルミは描かなければならない、大変ですけれど目の前に置かれた限りは、どうにかしないとなりません。透明な箱を描くにも、透けているアルミを描くしかありません。これから、こういう課題では、エスキースをして確認することをお勧めします。

クリップ、(ストロー)、靴紐、コンパスと小物がたくさんあります。これだけの違いを出すのは、線を的確に描くしかない。つまりコツとかではなく、あなたの画塾の先生は画力をとにかく上げてもらいたいので、ハードルを上げているのです(もしかして、自分でモチーフを組みましたか?)。クリップなどの重なりも、全部描いて、強弱で奥行きを表現するのですが、結局全部描くのです。立ち向かってください、涙がちょちょ切れても。

このようなモチーフは、完成度を上げて、試験での度胸と自信を付けるために組まれるものです。中途半端では、あなたのためになりませんので、完成まで粘り強く取り組んで下さい。



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