自分、自分というけれど、

 

その自分って、いったいなにもの?

 

そうやって考えていくと、

 

ふと、気づくことがある。

 

肩書きも、性別も、国籍も、名前も・・・

 

そんなものは作られた自分なのだ、と。

 

そうして、そうではない、ただ「ここにいるよ」という自分が実はいる、

 

ということも発見する。

 

考えてみれば、生まれた時には、肩書きもなく、男だ、女だと意識することもなく、

 

ただ、生まれたばかりの生の自分がそこにいる。

 

その自分は、他人と比較することも、優越感に浸ることも、劣等感にさいなまれることもなく、

 

ただ、世界と密着した存在そのもの。