読んでしばらくして、"この小説は以前読んだことがあるな"と気がついた。2021年第1刷だから、それほど前のことではないはずだが、あらすじは全く記憶になく、ところどころのエピソードに既読感があるだけなので、最後まで読んだ。

 

以前は、本を再読することはほとんどなかったが、今後は、これまで読んだことのある本もどんどん読んでいこう、と思っている。昔読んだ本でも、内容はほとんど忘れている。今読むと、また新たな発見があるかもしれないし。

 

けど、老眼のすすんだ今は、活字が大きめの本しか読む気がしないから、文庫本がほとんどの海外ミステリーはもう無理かな。時代小説の活字は高齢者向きで大きいけど、そればかりでは飽きるのが悩みだ。

 

 

ジェフリー・ディーバーとジェフリー・アーチャーの小説は、見つけると、とりあえず買ってしまう。どちらも、名ストーリーテラーだ。私は、二人をすぐ混同してしまうので、整理してみる。

 

〇 ジェフリー・ディーバーは、アメリカ人で、「ボーン・コレクター」などリンカーン・ライムシリーズを書いている人。まず単行本で出版される。

 

〇 ジェフリー・アーチャーは、イギリス人で、政治活動もしていたが、一時、偽証罪などで服役した経験がある。しかし、それを元に刑務所小説などを書いている、転んでもただでは起きない作家さん。1940年生まれだから、現在84歳! 私の知る限り、いつも文庫本で発売される。

 

 

 
 
 
 

 

 

海外小説文庫にしては、活字が大きい方だったので何とか読めた。キャリアの長い作家さんだから、読者の平均年齢も高いのかな。

 

ロンドン警視庁の警察官を主人公とする連作の第二作目。麻薬捜査で、元締めの大物を追いかけるのだが、第1作目で登場した美術品の窃盗詐欺師とその妻の離婚騒動が加わる。

 

いかにもイギリスっぽい気取ったユーモアがちりばめられている。

 

 

一作目は、

 

 

 
 

 

 

読んだかどうか記憶になく、順番は逆だがこれも読んでみた。こちらの方が2作目より面白いかな。

 

もう3作目も出ているようなので、見つけたら読んでみたい。