出世階段のけわしさよ -東京虎ノ門・愛宕山

東京虎ノ門・愛宕神社、出世の階段です。
聞きしに勝る急勾配。都内のど真ん中にこんな場所があるとは・・・
こわいわーこわいこわい!とおそるおそる登りました。

傾斜40度、69段の階段です。
もともとは丸石を置いただけの185段だったそうです、、
なんだか熊野の神倉山を思い出します。
出世の階段の名前は、江戸時代にこの階段を馬に乗って登り降りした馬術の名人、曲垣平九郎(まがきへいくろう)の故事にちなみます。
1634年、ちょうど今頃の季節に時の将軍家光公が、愛宕山の梅の花を誰か馬に乗って折りとって参れ!と命令したそうです。
おっさん、かぐや姫か!?わがまま女子か!?
しかし誰がこんな急勾配の石段を馬に乗って登れるというのでしょうか、、
そして降りるときはもっと危険。愛馬もろとも死の谷へまっさかさま。
だれも登る者がいないなか、四国丸亀藩の曲垣平九郎が馬で登り降りしてお姫様に、、
いや、殿様にお花を進呈。
「きゅーん・・・まがきちゃんっ、、!」
違う、違う、
「この泰平の世において馬術の稽古怠りなきことまことあっぱれである」
と家光公がおっしゃったと愛宕神社の紹介に書いております。
泰平の世だからこそ、田舎者だからこそ、好きな馬術の稽古にまい進できたのね、、
武道バカにはかなわんなーこういう事やっちゃうもんなー
・・・「やだよ登るんじゃなかった怖いよーこわいよー」と半泣きで手すりにしがみつきながら登ったわたしの負け惜しみです。

上から下をみるともっと怖かった。
まがきちゃん&愛馬ちゃん、ほんとすごいわ。

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