ある夜総合病院で。 | 一姫二太郎育児絵日記 絵描きオカンの日々。

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はるたけめぐみがツッコミ長女とぼんやり長男との日常を漫画にしています。

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軽く書いた事がありますが、私の母は私が16歳の頃に長いがん闘病の末に亡くなっています。

 

時代だと思いますが、当時母が入院していた総合病院(地域で唯一の)では、末期がん患者がまとめて入院している病室(四人部屋)があり、「この病室に入ると生きて出られない(と言うか余命一か月くらいになったらこの病室に移動という感じで)」という病室がありました。

 

母も最期はこの病室に入ってましたが、当時私がまだ大人でなかったからか、そういう病室だからから、「見舞いの時間制限」が無いも同然で、看護も病院の方ではなく家族でしていたというのもあり(姉二人が交代で泊まり込みで付き添っていた)、病棟の消灯時刻が来ても暗い病室に座って意識の無い母を見ていたという経験をしています。

※私は所謂「親の病気を告知されなかった子供」でしたが、母がこん睡状態に陥る頃に母の病状を知らされて、毎日学校帰りに母に会いに病院へ行き、その間に姉が一度入浴などで家に帰り、その後迎えに来てもらって家に帰るという生活を当時送っていました。

 

そういう病棟だから病室にいる間に亡くなる人も何度も見てますし(そもそも助からない人が入る病室でしたし)、何しろ古い大きな病院だったので消灯時刻を過ぎると本当に怖いんですよ。

 

そう。消灯時刻の過ぎた暗い病棟に居るという事は、当然トイレにも行くんですよね。

 

ええ。よっぽどの事が無い限りはトイレに行くのを我慢していたくらい怖かったんですけど、ある日約束の時間を過ぎても姉が迎えに来てくれなかったので仕方なしにトイレ(和式)に行った時の事でした。

 

 

 

 

 

 

 

まさか自分が用を足してる姿を描く日が来るとは思ってませんでしたが、この事を描こうと思ったらこの絵面は描かざるを得ないのだと描き始めてから気が付きました

 

このトイレ、入り口でトイレのスリッパに履き替える仕様だったのと、男女別の入り口が並んであって、その手前の共通の入り口に看護師さんが洗い物をするスペースもあったりするので、人が出入りしたら絶対分かるはずなんですよね。

 

ましてや深夜の(て言っても十時前くらいだったと思いますが)、病棟でそれはもう静かですし。

 

ていうか個室が三つくらいあって私しか使用してない(一番手前)のに私の個室の前に立つ理由はなんだと相手が誰であっても訊いてみたいと今なら思います。

 

 

母はほぼ意識が無い状態でしたし、いろんなコードなんかで機械に繋がれていたので母がここまで歩いて来る事はありえない状態ですので、仮にこれが母だったらそれはそれで大変な事になっていたと思います。

 

 

あ、続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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