カマキリの育て方、エサや飼育環境はどう準備する?:wajifudou産の日記:SSブログ
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カマキリの育て方、エサや飼育環境はどう準備する? [疑問に思って調べたこと]

カマキリの育て方、エサや飼育環境はどう準備する?

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我が家は男のばかりの家庭のせいか、
カブトムシを飼ってみたり、
いろんな虫を捕まえてきてみたり。

セミ取りに夢中になって、
虫かごの中がオーケストラ状態になったり、
セミの抜け殻ばかり集めてみる時期があったり、
何かと生き物の世話に追われる生活を
送り続けている気がします。

そして今回はカマキリの出番です。

先日、田舎の山の方に行った時のこと、
カマキリがそこら中にいて、
我が家の3兄弟は大喜び!

ものの一時間くらいで、
10匹近くのカマキリを捕獲。

その後、案の定、
持って帰って飼いたいとのことでしたが、
子供たちとの交渉の末、
選び抜かれた2匹だけ
連れて帰ることになりました。

しかし、
カマキリなんて身近な存在でしたが、
今まではカマキリを飼ったことがありませんでした。

ということで、
今回はカマキリの飼育方法について、
エサや飼育環境、カマキリの寿命や、
カマキリの赤ちゃんについても
調べてみたので、
備忘録としてまとめておきます。

 ■カマキリを飼育する方法や餌の与え方

 ■カマキリを飼育する前に準備する物

 ■カマキリを飼育するのに重要な餌の与え方
① バッタやコオロギなどの生き餌
② 人間が口にする食品

 ■カマキリには死活問題!?
  カマキリには、どれぐらいの餌を与えるべき?

 ■カマキリの寿命はどのくらい?

 ■まとめ




 ■カマキリを飼育する方法や餌の与え方

鎌のような足で相手を攻撃したり、
獲物を捕獲する姿は
子供の目からカッコよく見えるので
人気が高いのが「カマキリ」です。

その目にも止まらぬ素早い動作は、
カマキリ飼育の醍醐味のひとつ
ではないでしょうか。

そんなカマキリですが、
その見た目のカッコよさは、
子供だけでなく大人をも魅了するので、
実はペットとしての人気も結構あるようです。

そんなカマキリを飼育しようと考えたとき、
・何を準備したら良いのか、
・どんな餌を与えるのか
など意外と分からないことって多くないですか?

そんなカマキリの飼育方法を順を追って、
説明していきますね。

まずは・・・


 ■カマキリを飼育する前に準備する物


カマキリはシャープな見た目と、
鋭い鎌のような足(手?)と
その素早い動作と、
オスはメスに食べられて
一生を終えることが多いという、
悲しい一面を併せ持つため、
見ているだけでも全く飽きません。

自然界の不条理を子供たちに伝える、
格好の生きた教科書のような存在とも
言えるかもしれません。

そのため飼育をしようと考える人が
少なくないのですが、
何も準備せずにいきなり個体を入手しても
飼うことはできないです。


まずは以下に挙げる道具を準備し、
飼育できる環境を整えましょう。

・大きなサイズの飼育ケース
・木の枝
・造花
・マットか造花の葉

最低でもこれらを用意しなければ、
カマキリにストレスが溜まって、
快適なカマキリの飼育ができません。

まぁ多少足りないものがあっても、
何とかなってしまうことも多いのですが、
準備しておくに越したことはありません。

実際、我が家のカマキリたちは、
枯れ枝や枯れ草と、水場、エサだけの準備で、
元気に過ごし、卵の産卵までしてくれたようです。

さて本題に戻って、
よりカマキリに対して快適な環境を提供し、
自然環境に近い状況でカマキリの観察をするならば、
やはりカマキリの好む環境の準備は必須です。

そんなカマキリは、
地面を這って生活しているわけはありません。

大抵の場合、
カマキリを見つけたときは、
草木の枝や葉っぱなど、
少し高いところで見かけることが多くないですか?

カマキリは立体的な動きを好むようなので、
大きなサイズの虫かごを縦にして、
横広の環境よりも高さのある環境の方が、
好まれるようです。

そして太めの木の枝に、
造花のツタを巻き付けることで、
上下の移動を可能にしてあげるようにしてください。


虫かごの底には、
マット(土)を入れたほうが
より自然に近い環境をカマキリに提供できますが、
日々の管理を子供たちに任せるのなら、
何かと問題が起こりそうなので心配です。

衛生面でもマットは心配が残るので、
造花の葉を敷き詰めるだけでも
カマキリにとっては嬉しいもの。

我が家では近所の公園で集めてきた枯葉を
飼育ケースの底に敷き詰めて、
対応しています。



 ■カマキリを飼育するのに重要な餌の与え方


カマキリを飼育する環境が整ったら、
いよいよ個体を入手して
飼育ケースの中に移してあげましょう。

その際、
カマキリも長い手足を絡ませて、
抵抗してくるでしょうが、
あまり無理に引っ張ったりしないように
注意してください。

場合によっては、
その長い手足が取れてしまうかも。

なのでカマキリに負担がかからないよう、
カマキリ自身が飼育ケースに移ってくれるよう、
捕獲後の虫かごから飼育ケースへの移動は、
丁寧に行いましょう!

理想的には、
虫かごと飼育ケースの入り口を近づけて、
カマキリ自身が移動してくれるのがいいですね!

さて、ここから飼育がスタートしますが、
まず最初の壁としてぶち当たるのが
「餌やり」という点です。

まぁ当然ですよね。

人間含め生物は
何かエネルギー源を補給しなければ、
すぐに力尽きてしまいますよね。

カマキリが何を食べているのか、
ご存知ですか?

飼育未経験であれば
想像がつかないかもしれません。

カマキリは基本的に肉食虫なので、
自分自身よりも小さな昆虫類を
エサとして食べるようです。

ただし若干の例外もあります。

カマキリが食べる餌については、
以下に紹介していくので
参考にしてみてください。


 ① バッタやコオロギなどの生き餌

カマキリは自然界で
「ハンター」として恐れられており、
どう猛な性格をしている肉食虫です。

生きたコオロギやバッタ、蝶々にとどまらず、
セミ、ハチ、トンボ、カエル、ゴキブリ…etc。

自分よりも小さく、
カマで挟めるサイズの虫なら
基本的に何でも食べてしまいます。

相手が必死に抵抗しようとしても、
強力なカマで挟まれたら
ひとたまりもなく、
そのカマから逃げ出す術はありません。

また、カマキリは
「共食い」をすることでも知られているので、
同じ飼育ケースで複数飼育することは
「共食い」を助長するので
オススメできません。


 ② 人間が口にする食品

基本的に何でも食べてしまうカマキリは、
肉食虫なので人間が食べる食品であっても
興味を示してくれます。

たとえば、ソーセージ、生肉、
カマボコ、プリン、干しエビ、
ゼリー、刺身…etc。

プリンやゼリーは肉ではない気もしますが、
ヨーグルトも食べるらしいので、
目の前で動いていれば、
もう何でも有りなのかもしれません。

こういったあらゆる食べ物も
平気で餌にしてしまうので、
人間以上に何でも食べてしまうかもしれませんね。

まさに悪食・・・、
もとい雑食、いや好き嫌いがない!

好き嫌いがなく、何でも食べるところは
子供たちにも見習って欲しいところですね。

食わず嫌いで好き嫌いの多い我が家の子供たちには、
格好の手本となってくれそうです。

ライオンやトラなどの肉食獣も同様だと、
どこかで聴いた記憶があるのですが、
基本的に肉食の生物は、
獲物にいつありつけるか分からないので、
好き嫌いせず何でも食べるし、
食べれるときにしっかり食べる、
逆に言うと在れば在るだけ食べてしまうそうです。

草食の生物の場合、
食料は特定の場所から移動しないので、
いつでも目的の食料のある場所に行けば、
空腹を満たせます。

しかし、肉食の場合、
食料となる獲物は、
いつどこにいるのか決まっていません。

場合によっては、
何日も獲物と遭遇できない場合も考えられます。

ということで、
肉食の生物たちは、
食べれるときにしっかり食べる、
何でも好き嫌いせず食べる、
残さず全部食べる
という傾向があるようです。



さてちょっと脱線しましたが、
人間の食品の中でオススメとされているのが、
「無糖ヨーグルト」だそうです。

カマキリ愛好家の間でも、
栄養面や入手のしやすさなどから
餌として選んでいる人が多いほど。

生きた虫を与えるのに抵抗を感じる人もいるので、
人間が食べるこうした食品も
餌として使用できるのは嬉しいですね。



 ■カマキリには死活問題!?
  カマキリには、どれぐらいの餌を与えるべき?


さてさて、
カマキリがどんな餌を食べるのか
ある程度、理解できたところで、
次に疑問に感じるのは餌の量、
そして頻度ではないでしょうか?

一度にどれくらい与えたらいいのか?

人間と同じように、
毎日3食与えた方がいいのか?

毎日1回でいいのか?

考え出したら疑問は付きません。


カマキリは、
何でも食べてしまうところから、
どれだけ食べても、
大丈夫そうに感じるかもしれません。

しかし意外にも環境の変化に弱く、
想像以上にデリケートな昆虫なので
餌の量や頻度は細心の注意が必要です。

というのも、
カマキリは目の前に餌が常にあり続ける環境だと、
際限なく幾らでも食べてしまい
お腹をパンクさせてしまうのです。

自然界で餌が常にある環境は存在しないため、
飼育下での環境の変化に戸惑ってしまい、
とにかく食べ続けてしまいます。

いつ餌にありつけるかは、
予測できないので、
食べれるときにしっかり食べておく、
という考え方なのでしょうか。

先ほども触れた肉食獣と
同じなのかもしれませんね。


本能的にそのようにできているのでしょう。

しかし、
定期的に餌が与えられる飼育環境下では、
食いっぱぐれる心配はほぼ皆無です。

飼い主の怠惰以外に、
餌の心配はありません。

なので、飼い主はカマキリの健康を考えて
餌を与える量を調整しなければいけません。

カマキリは体格から見て分かるように小食なので、
2、3日に1回の餌やりで十分です。

与える餌の量は、
コオロギやバッタなどであれば
1匹だけで問題ありません。


もし生きた餌が用意できないときは、
少し工夫が必要です。

カマキリは動くものを食べる習性があるので、
ヨーグルトやソーセージなどを与えるときは、
スプーンや箸に乗せたり、
串などに刺した状態で
カマキリの目の前で動かして与えて下さい。

カマでつかめば成功です。

あとはモリモリ残さず食べてくれるでしょう。

バッタなどの昆虫の時には、
なぜか羽の部分は残すこともあるようですが。

飼育ケースの中に、
ポンと置いておくだけだと、
なかなか食べくれず、
食材が傷んでしまうかもしれません。



また、水分補給も
欠かせない餌やりポイントとなります。

カマキリが水を常に飲めるように、
霧吹きなどで虫かごに水滴を作るなどして、
一定量の水分を確保できるようにしてください。

湿らせた脱脂綿など、
ビンのふたなどに乗せて置いておく方法も
有効だと思います。

我が家ではペットボトルの蓋に
丸めた濡れティッシュを置いて、
対応していました。



 ■カマキリの寿命はどのくらい?

カマキリを飼育していく上で、
どうしても避けられないのが、
飼育しているカマキリの死でしょうね。

どうしても、
人間よりもカマキリの方が寿命が短いであろうことは、
なんとなく想像が付くかと思います。

しかし、
カマキリの寿命が実際にどのくらいなのかは、
はっきりと知らない人が多いのではないでしょうか。

実はカマキリの寿命は、
一年も無いそうです。

およそ春先に卵から孵り、
秋の終わりから冬の初め頃には、
殆どのカマキリが死んでしまうようです。

稀に越冬する個体もいるようですが、
それはかなり特殊な個体と考えたほうがよさそうです。

基本的には、
4月ごろに生まれて、11月くらいには死んでしまう、
という流れがカマキリの一生です。

だから、
寒くなってきてカマキリが弱っていても、
それはおそらく寿命です。

たとえ死んでしまったとしても、
飼育方法に問題があったとかではなく、
時期的にカマキリが寿命を迎えた、
ということだと思います。






 ■まとめ

いかがでしたか?

カマキリって
比較的身近な昆虫だと思いますが、
いざ飼育しようと思うと、
意外と知らないことが多かった気がします。

カマキリも生き物なので、
安易な気持ちで飼育を始めてはいけませんね。

きちんと最後まで面倒を見切るつもりで、
飼育をはじめないと、
命への冒涜となるような気がします。


さて今回は、
カマキリの飼育方法や注意点、
エサの与え方などについて、
調べてまとめていきました。

カマキリは立体的な動きを好むので、
虫かごを縦に置くという
独特なスタイルを維持する必要がありますし、
木の枝をたてかけるように置いて
移動しやすくするとカマキリも喜びます。

エサは生きた虫である、
コオロギやバッタが大好物ですが、
人間の食べる物であっても
問題なく食べてくれるというのは、
意外な発見でした。

注意したいのはエサの量や頻度で、
コオロギやバッタなら1匹を、
2、3日に1回のペースで与え、
一定量の水分を摂取できるように
気を付けてあげてくださいね。

特にエサの与えすぎには要注意です!!


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>>カマキリを裏から見ると、こんな感じ。

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コメント 4

メグ

こんにちは。
カマキリは見かけることがありますが
育成しようとしたことが無く、生態も分かりませんでした。
カマキリを飼育の方法、良く分かりました。
by メグ (2019-10-04 11:36) 

wajifudou0123

メグさん、コメントありがとうございます。
身近な昆虫も、飼育してみると意外な一面が見えてくることもあるので、なかんか楽しいですよ!つい最近までは、4歳の三男がダンゴムシを飼っていて、こっちはこっちで面白かったです。

by wajifudou0123 (2019-10-05 00:13) 

老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)

子供の頃、よく昆虫を飼育を試みたことがありましたけど、読まさせていただき、その昆虫の生態にあわせ環境を整えること大切さ、痛感しました。

子供の頃、私が忘れていたのは、水。
水は、生命の根源のはずなのにどこにでもあるからと、ついつい。

生命の大切さ、その維持の難しさを教えるうえで、こうした飼育は最高の教材だと思いました。


by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2019-10-06 16:51) 

wajifudou0123

老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)さん、コメント&niceをありがとうございます。
子どもたちは何も考えずに、興味本位で昆虫を飼ってみたいといいますが、親としては、何かしらの学びに繋げたいと考えてしまいます。
我が家の子どもたちは、色々な昆虫に興味を持って飼育したがりますが、大抵三日坊主ですぐに飽きてしまうので、世話をしてもらえずに飼育ケースの中で無残に餓死している昆虫が沢山いました。
そんなこんなで調べ始めた昆虫飼育の方法ですが、最近では図鑑や図書館などで昆虫飼育の方法を自分たちで調べることもしているようです。少しずつ自立し始めた子どもの成長が嬉しいですね。
by wajifudou0123 (2019-10-06 22:35) 

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