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綿の種をもらったので、自家製綿でマクラを作ってみたい! [子供たち]

綿の種をもらったので、自家製綿でマクラを作ってみたい!

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昨年のことですが、
職場で患者さんから綿の切花を貰いました。

すでに花は終わっていて、
白い綿がふんわりと花のような状態のものを
貰いました。

そのまま、
しっかりと乾燥させ、
白い綿をかき分けると、
中から綿の種が収穫できました。

20年近く前に、
プランターで綿を育てたときは、
大して世話をせずとも綿の花が咲いて、
白い綿の収穫が出来た記憶がありました。

ということで、
自宅で綿を沢山栽培して、
いつかマクラや布団に出来ないかと考えて、
綿を育てるためにその方法や注意点を
調べたので自分用の備忘録としてまとめておきます。

ちなみに今回は綿を育てることを中心に、
まとめています。

実際に自分で育てて収穫した綿で
マクラなどに加工する場合は、
専門の業者さんに任せた方が良さそうです。

その辺りのことは、
綿をたくさん収穫できたときに、
改めてまとめてみたいと思います。

 ■綿を育てる上での注意点など  ■種蒔き:4月下旬~5月    ■水やりと肥料  ■成長、摘芯  ■病害虫対策  ■開花:7月~9月  ■結実、開絮(かいじょ):8月~10月  ■待望の綿摘み  ■収穫後の綿木引き  ■まとめ







■綿を育てる上での注意点など



綿は暑さと乾燥に強く、
反対に低温と多湿には弱いので、
地植えの場合は日当たりと
風通しの良い場所を選ぶことが重要です。

また多湿に弱いので、
排水が良好であることも大切。

根が深く伸びるので、
鉢植えの場合は菊鉢のような
底の深い鉢を使いましょう!

土は粘土質よりも砂質壌土を用いて、
排水を良くするためと、
根張りを促してあげるといいですね。

酸性土壌を嫌うので(弱アルカリ性が良い)、
種蒔きの1週間前までには
石灰をまいて中和しておきます。

我が家の家庭菜園では、
海苔の缶などに入っている白い乾燥剤(石灰)を
利用することが多いです。

元肥は鶏糞(窒素系肥料)を施すと良いのですが、
やり過ぎると良いことはないので要注意です。




■種蒔き:4月下旬~5月



種蒔きの前の日から
一晩水に浸してから播くと発芽しやすいようです。

種を蒔く際には気をつけることは、
土は種が隠れる程度に薄くかけること。

丁寧に深く植えすぎると発芽失敗のもととなるので、
土の上に種を置き
その上から土を薄くかけるような感覚で植えると
上手くいきやすいようです。

種まきの最適時期は
平均気温が15℃の頃が目安。

およそ5月上旬~中旬が適期。

日中の最高気温の数値に惑わされないように。

4月でも暖かい日が続くことがありますが
5月に入ってからで十分です。


地植えの場合は幅70~90cmくらいの畝に
40~60cm間隔ぐらいに2、3粒ずつ蒔き、
本葉が2、3枚となった頃に
元気のいい株を1本残すといいですね。

植え付けの間隔が狭いと、
小さく育って収穫できる綿の量も少なくなってしまいます。


プランターで屋内栽培の場合は、
敢えて植え付けの間隔を狭くするのもいいかもしれません。

私が以前プランターで屋内で窓辺栽培したときは、
20cm間隔で植えて3株育てましたが、
背丈は50cmくらいで綿の花は5-10個位咲いたと記憶しています。

20年近く前の記憶なので、
多少曖昧な部分はありますが、
その点はご容赦ください。


鉢植えの場合も2、3粒を播き、後は同様に間引きします。


ポットを用いる場合は
発芽後10日くらいまで(本葉が1、2枚の頃)に
移植しましょう。

根が張ってからでは失敗することが多いです。

そもそも綿は移植に弱いようですね。

植え替えは極力避けた方が無難です。




■水やりと肥料



発芽後10cm~20cmくらいまで成長すると、
それ以降成長が止まったように見える時期が
しばらく続くので、初めて綿を育てるときは、
何かあったのかと心配になるかもしれません。

しかしこの期間は根が張る時期で、
見える部分に大きな変化はありませんが、
地面の中では変化が起こっています。

変化がないため心配するあまりに、
水をやり過ぎると根腐れを起こすので要注意です。

また肥料を施しすぎても、
花が咲きにくくなったり、
綿部分の生育も不十分になることがあるので、
成長が止まっているように見えても、
枯れた様子や明白な病気の症状がない限り、
様子観察にとどめておきましょう。

この時期は土が乾燥したら水をやる
くらいの関わりで大丈夫!

ただし、水が完全に切れると枯れたり
成長が悪くなったりするので
土が乾いたときには、適度な水やりを心がける。

ちなみに若葉の頃に草木灰を撒いておくと
肥料になると同時に虫除けにもなるので一石二鳥です。

本葉が2、3枚となった頃に、
化成肥料を一握りで2、3株程度に施すくらいで十分です。

ただし、やり過ぎに注意しましょう。

先ほども触れましたが、
肥料が多いと枝葉ばかりが伸びて
花や実のつきが悪くなります。

私もやりがちですが、
ついつい肥料を多くしがちな初心者が多いので、
特に注意すべき点だと思います。



■成長、摘芯



5月に種を播いた棉は、
7月に入り気温が高くなって日光の量が増えると
止まっていたかのような地上部分が急成長を始めます。

根張りでしっかり準備を整えて、
気温上昇と日照量増加のタイミングで、
さらに成長しようとするんでしょうね。

30cmほどまで伸びた段階で、
摘芯(生長点を摘み取る)をおこなうと、
高さはそこそこに、葉の脇から多くの芽が出て
ボリューム感のある棉に育ちます。

あまり高く育たないようにすると、
最後の綿の部分の収穫が楽になります。

子供でも収穫しやすい高さになるので、
摘芯はお勧めですね。

摘芯はしなくても、特に問題はありませんが、
条件によっては1m50cmほどの高さまで、
成長する(大きくなりすぎる)こともあります。


摘芯せずに高く育てる場合は、
この時期に支柱を立てておくといいですね。


■病害虫対策



開花前に葉を巻く害虫(ハマキムシ、メイガの類)や
ハダニの類が発生することが多いので、
防除、防虫作業をやっておきたいですね。

葉っぱがやられてしまうと、
花や綿の生育に影響してきますからね。

市販の園芸用殺虫剤を散布すれば
充分に駆除できますが、
手で取り除けるのであれば
無農薬綿として安心なので、
それに越したことはない。

先ほども触れましたが、
若葉の頃に草木灰を撒いておくと
肥料効果とともに若干は虫除け効果も期待できるので、
お勧めします。



■開花:7月~9月



7月に入り急成長を始めた棉には、
気がつくと苞(蕾を包んでいる)があらわれ、
やがて美しい花を次々と咲かせ始めます。

白色ないし黄白色で、
時間が経つと薄ピンク色から紅色に変化するので、
綿の収穫の前に、花を楽しむことも出来ますね。

1本の株から紅白の花を見かけることがあるのは
そのためです。

花は2日程でしぼんで落ちますが、
1つの株が次々と花をつけるので、
1ヵ月以上にわたって花を楽しむことができます。

なお、水分が多いと根腐りを起こす綿ですが、
棉は水あがりが良いので、
切り花、生け花として楽しむこともできますよ!

ただし、切り花にした場合は
コットンボールの収穫までは望みにくいので
その点は要注意です。



■結実、開絮(かいじょ):8月~10月



開花後しばらくすると
青い桃のような実が出来はじめ、
次第に膨らみ、ピンポン玉くらいの大きさになります。

これが蒴果(さくか)・蒴(さく)です。

蒴果(蒴) は開花後40日~60日で開き、
中から白い繊維(綿、わた)があふれ出てきます。

まるで白い繊維の花が咲いたような状態になります。

これがいわゆるコットンボールですね。

1つのコットンボールは3~5つの部屋に仕切られており、
それぞれの部屋には4~8つ程の種が入っています。



■待望の綿摘み



綿は開花期が長いので、
次々と蒴果(蒴)がはじけて白い繊維があふれ出てくる一方で、
新たな花も次々と咲き続けます。

開いたコットンボールから順に摘んでいかないと
雨露で繊維が垂れ下がったり、
地面に落ちてしまい、
せっかくの白い繊維が汚れる原因にもなるので、
白い繊維が出てきたら早めに収穫しましょう。



※ドライフラワー(コットン・ブランチ)としても楽しめます

ある程度まで蒴果(蒴)が大きくなった時点で
根こそぎ抜き取って、葉をすべて切り落とし、
蒴果(蒴)についている萼(がく)も取って
陰干ししておけばドライフラワーの完成。

刈り取って後からでも
蒴果(蒴)は次々とはじけ出すのでご心配なく。

小さい未成熟の蒴果(蒴)は
開きにくいので大きくなるのを待ちましょう。



■収穫後の綿木引き



綿は1年草なので、
収穫を終えた後は根こそぎ抜き取ります。

これを「綿木引き(わたぎびき)」と呼びます。

根がしっかりと張っているため、
本数が多くなるとかなりの重労働です。

抜き取った綿木は、
十分に乾燥させてから畑で焼きます。

焼却灰は畑の肥料として、
土の中に混ぜてしまいましょう。








■まとめ



いかがでしたか?

身近にある綿なんですが、
他の植物とほとんど大きな違いなく育てることができるようです。

しかもプランター栽培でも綿の収穫は可能。

だったら気軽に初めて、
まずは自家製綿の初収穫を体験してみるといいと思います。

その後、継続できそうなら少しずつ規模を大きくして、
毎年続けていけば、
いつか自分のマクラや座布団が自分で育てた綿で作れると思います。

私はそうして子どもたち3人分の座布団かマクラを作ってみたいと思います。



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