CHAGE and ASKA | 敢えてブログで呟いてみる

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北村一輝さんに浮気しつつも堂本光一さんに心酔する女のつぶやき

毎年この時期になると、チャゲアスについて語りたくなります。

実は去年も長文記事を書いておいて、結局公開しませんでした。


何を隠そう、私が人生で初めてハマったアーティストはCHAGE and ASKAです。

思春期のなんとも言えない、言葉にできないモヤモヤした気持ちを、ASKAの歌詞は代弁してくれるようであり、とても救われた気がしていました。

 

私にとっては、人生そのものというか、ともすれば宗教の代わりにすがれるような、と言うと大げさですが、心のよりどころとなるような、深い楽曲ばかりです。


正直、近年のASKAには興味が無いというか、ASKAの人格そのものにも興味は無く、ただ私は1990年代のチャゲアスの歌が大好きなだけなので、個人的にASKAについてどうこう思うこともありませんが、今回ばかりは少し語らせてください。

 

私はずっとファンだったからわかる、ChageとASKAの関係。

あまり知らない人はChageはASKAのおまけみたいに思っているかもしれないけど、実はChageってすごい人で。

もともと、高校時代に最初にコンテストに出た時、グランプリを獲ったのはChageの方で、ASKAは最優秀歌唱賞でした。

Chageの張りのある高音や、時に奇抜な楽曲は魅力的です。

ASKAには突き抜けた才能があるけど、浮き沈みもある。


そして何より、全然違う声質なのにぴったりとハマる、2人の絶妙なハーモニー!!

 

だから私は、Chageがいなかったらチャゲアスはあんなに売れていなかったと思っています。

 

そして実際、物足りないんですよ。ASKAのソロステージ。

CDを聴いていてもそうです。厚みというか、深みというか、そういうものが足りない。

いい出汁が効いていない。せめて味の素を振りかけたい。そんな感じ。

 

さて、今回の脱退に関するASKAのコメント、「Chageを見下している」という意見が多いし、実際そういう書き振りなんだけど、実は本当に思っていることは正反対なんだと思います。


ChageのすごさはASKAが一番わかっている。
プライドの高いASKAはそれで何度も悔しい思いをしている。
「相棒のプライドを傷つけないよう」てASKAが言ってたけど、本当にプライドを傷つけられてきたのはASKAの方だったんじゃないかな。
Chageはちゃんと自分の立ち位置をわきまえているし、そんな薄っぺらなプライドは持ち合わせていない。

Chageは人としてのバランス感覚がよく、大人な対応ができるんだけど、ASKAはがんこでわがままな子どもがそのまま大きくなってしまった印象です。そして裏表がなく、嘘をつくのが下手。故に、感性も子どものように、研ぎ澄まされてきたのかな、と。

今までASKAの性格を知り尽くし、ASKAのプライドを傷つけることのないよう、上手く立ててくれていたChageが、何だか事務的でよそよそしくて、本音が見えなくて、ASKAが苛立った結果こうなってしまった。

ASKAはChageの方から歩み寄ってくれるのを待っていたんだけど、それが叶わなかった。

でも、今回ばかりはASKAがChageに頭を下げるべきでした。気に入らないことが山ほどあるのはわかるけど、それを押し殺してでもまず頭を下げるべきでした。

ビジネスとして冷静に活動を続けたいChageと、ビジネスとか全部取っ払って、もう一度高校時代みたいに純粋に音楽を続けたいASKA。

どちらの気持ちも理解できます。
そして腑に落ちないこと、不思議に思うことも山ほどあります。

「オレは、別にアイツが嫌いなわけではないよ」 ていうのがASKAの一番の本心だと思うし、このまま終わらせるのは、切なくて仕方ありません。